新 TOPIC
第21期 慶應義塾職員名人戦
〜新名人誕生〜
Hitoshi Takano Nov/2026
2026年10月10日(土曜日)、昭和の人間には、晴れの特異日として1964年の東京五輪の開会式の日を記念して定められた「体育の日」のイメージが強い日である。
天気は特異日と言われるだけあって「晴」。ちなみに現在は10月の第2月曜日が「スポーツの日」として国民の祝日となっている。
午前10時には、出場者4名と運営手伝いとして3名(A四段、O五段、T四段)の計7名が、三田キャンパス婦人室に集合した。
開会に先立ち、年(年度)1回の総会が開催され、昨年度の会計報告が行われ、収支がの説明が行われ、承認された。
きわめて健全な財政状況である。団体規約上の審議事項が滞りなく決議され、最後に名誉会員の推薦が諮られた。
昨年度退職されたTTCK勤務であったS六段が、名誉会員として承認された。
総会のあとは開会式。大会運営委員長のA四段の開会宣言、審判長のO五段の挨拶がのあとは、通常であれば持ち回りカップの返還が行われるのだが、
今年は特殊事情で昨年度の入賞者3名が全員不出場であり、返還のセレモニーは割愛された。
現在6連覇中のH七段(信濃町勤務)は、大会前日に手術を受けたばかりで欠場、準優勝のS六段は退職、S三段(病院勤務)は日程があわずに欠場となっていた。
6連覇は、T五段(慶應関連団体勤務)と並び最多タイ記録であったが、新記録更新は最も早くて7年後となってしまった。何よりも、一日も早い回復を祈るばかりである。
4名の参加なので、総当たりのリーグ戦となった。A委員長により、名札を使った対戦決めで1回戦の対戦は、��U初段(教員)VS��T三段(湘南藤沢勤務)、��T五段(関連団体勤務)VS��E三段(芝共立勤務)と決まった。
2回戦は、1回戦の勝者VS敗者となり、3回戦は残りの組合せとなる。
<1回戦>
U初段vsT三段は、序盤こそ大きく差が開くことはなかったが中盤からT三段が一気にリードをひろげ、14枚差でT三段が勝利を得る。
T五段vsE三段は、前週の婦人室練習で対戦しており、その際はE三段が6枚差で勝利している。攻めの調子の良さをこの試合でも発揮できるかが見どころである。
前週のお手つき5回の轍を踏むまいとT五段は、7枚対14枚と倍セームで先行逃げ切りを狙うが、E三段は敵陣の攻めの勢いと思い切りのよい守りで、枚差を縮める。
T1枚、E3枚で、3字決まりの敵陣「はなさ」に「はなの」と聞けているにも関わらずTは軽くタッチしてしまう痛恨のお手つき。Eは「はなさ」を残し「たま」を送る。
次の1枚を守り逆リーチをかけるE。Tは1字に決まっている「もも」を右下段で守り、1-1となる。最後は、Eが「はなさ」を守って1枚差の勝利。
Tは対E戦2001年以来25年ぶり2度目の連敗となった。
<2回戦>
昼食休憩をはさみ、少し長めの昼休みのあと、2回戦を開始。E三段vsU初段は、前の試合の疲れが残っていたのか、E三段はリードを奪われたまま、U初段の攻めも決まり、最後は5枚差で決着。
ちなみに今回は、札分けをせず、全試合100枚からの50枚抽出での対戦である。微妙に初音の偏りが生じることもある。
T五段vsT三段は、T三段の堅実な取りによるリードになんとか食らいつこうとするT五段が相手のお手つきにも助けられ4枚対4枚と追いつく展開となる。
しかし、ここで「あらざ」で「あけ」を触るT五段のお手つきで、2枚の差が開く。T五段の抵抗むなしく3枚差でジエンド。
「あ」札が12枚場にあるという中、「あ」札が勝敗の肝になるとの意識は双方にあったかと思うが、こういう形で勝敗の帰趨を決してしまった。
<3回戦>
U初段がE三段に勝ったことで、この時点で優勝の可能性はT五段以外の3人にあった。総当たりリーグの面白いところである。
勝数が同数の場合は、枚差によって勝ち点が6段階に分かれて付与されるので、3回戦に勝てば優勝が決まるT三段以外は、勝利枚数差を意識しなければならない。
優勝の目はなくなったとはいえ、1勝2敗の三つ巴になった場合は、やはり枚数差による勝ち点で順位が決まるので、T五段にも上の順位に食い込むための枚差を意識した戦いが課せられている。
まず、勝負が決したのは、T五段vsU初段。序盤から勢いにのったT五段が18枚差の勝利を決める。これで、T五段は第三位を確保し、E三段vsT三段の勝敗に注目する。
T三段が勝てば、T五段は今の勝利枚差のおかげで、第二位まで順位を上げられる。
E三段vsT三段は、終始落ち着いた取りを見せたT三段が、E三段の抵抗を封じて10枚差で勝利。
T三段の初優勝が決まった。職域学生大会の慶應義塾教職員チーム主将の貫禄を示したと言えるだろう。
勝利枚差による勝ち点計算で、U初段が1ポイントE三段を押さえ、第三位となった。
勝負事に“IF”はないが、もし、E三段がT五段に1-1とさせずに2枚差で勝っていたら、勝ち点でU初段と並び、次の判断基準である得失枚差により、三位入賞となっていた。
振り返れば、そこまで微妙な接戦だったのである。
運営係の方にも、2本ずつ練習をしていただけた。毎年、運営を支えてくださり、感謝にたえない。
閉会式終了後は、懇親会で中華料理の「ニイハオ」田町店に向かう。T三段は先に帰られ、U初段は仕事を片付けてからの遅れての参加となったが、試合後の楽しいひと時を過ごすことができた。
また、来年の開催を楽しみにしている。その時には、今回、欠席の選手にも、是非、元気に参加していただきたい。
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