○○ おわりに ○○

 札の暗記から競技についてまで一通り書いてみて、自分の言葉の足りなさを感じるばかりである。第I部の最後までを読んでいただき、感謝の念であふれている。ここまで読まれた皆さんの努力を特に称賛いたしたい。札を覚えるにしても、競技の概念を掴むにしても、このつたない文章表現からではさぞ多くのご苦労があったことと思う。決まり字の変化ということにしても競技の行ない方ということにしても、正直にいうと、実際に競技してみなければ、わからないことばかりだと思う。実は、本稿を読み終わったという現時点はスタートラインに立ったにすぎないのである。是非、身近な「かるた会」に所属して、実戦練習に励んでいただきたい。第I部の『おわりに』が第II部のプロローグとなるよう、皆さんの競技生活が素晴らしいスタートを切れるよう望んでやまない。

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