かるた展望「第81号」目次

2025年9月 4日印刷
2025年9月10日発行



(個人的コメント)
 表紙は、日本テレビ系のドラマ「ちはやふる―めぐり―」から。私もオンタイムで見ていた。 初心者練習会に集まる人数が増えたのも、このドラマの影響であろう。
 さて、巻頭言は松川会長。現役選手の戦法の多様化や海外大会の公認化のビジョンなど示唆に富む内容だ。
 名人とクイーンの本人原稿は、どちらも周囲への感謝の溢れたものだ。特にクイーンは私の大学の後輩となったわけだから、応援していきたい。
 第64回全日本選手権大会の本文見出しは「自見、2度目の選手権制覇!」。決勝は、自見vs川瀬(三島)。慶應かるた会からは2名が参加し、一人がベスト8。
 第57回全国女流選手権大会の本文見出しは「ダークホース都丸、初の栄冠に輝く」。決勝は、都丸鈴(前橋)vs野添美依奈(大津)。 慶應かるた会からは5人が出場。矢島クイーンは、昨年決勝で敗れた野添に今年は準決勝で敗れる。 歴代優勝者・準優勝者一覧には、対戦経験のある選手等、懐かしい名前も多数掲載されている
 第37回全日本シニア選手権の本文見出しは「渡辺永世クイーン、4度目のG級優勝」。A級優勝は横浜隼会の矢野。
 物故者の追悼文は、故人の生前の活躍を知ることとともに一抹の寂しさを感じる。
 第6回ちはやふる小倉山杯は、前回と同じ決勝戦の顔合わせで川瀬(三島)が決勝で山添(京都小倉)を下して優勝。
 テレビ放映系の話題も、「ちはやふる―めぐり―」と「情熱大陸」を取り上げていて、タイムリーな話題だった。
 「位階制度の今昔」は、私も大学時代に奈良時代の位階制度を学んだ身であるので、興味深く読ませてもらった。
 その他、定番の企画等、毎号の編集に感謝。
 得点表にみる慶應所属選手の名前は、矢島、■(山冠に品)田(イワタ)、中原、田口、宮崎、鈴木、山中、西牧、高見澤、松浦、加賀美、佐竹、石井、北崎。
 上記以外で、大会成績に名前のあった選手は以下のとおり。
 青山、坂田、宮川、沢村。慶應湘南藤沢では、MM(D級)、HG(D級)。
 さらに上記以外で、昇段者の欄に名前があったのは、坂根、宮原、鳥丸、倉掛、落石、河野、笹本、宮川、枝松。 慶應湘南藤沢では、AT、MA、NT、MM、TA。
 巻末に近いページで、竹中慎氏のかるた雑談「かるた会の経営」の記事は、私自身も練習会組織(東京都大田区の社会教育関連団体)の代表をつとめており、頷くことばかりであった。
 最後になるが、今回も編集後記を興味深く読ませていただいた。
(H.Takano)

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