第10期慶應義塾職員名人戦短評

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 2013年11月30日(土)13時、会場の三田婦人室に、今回の主役である職員3名中2名のほかに読み、審判の係員として、現役学生とOBが集合。開会式を行う。第一試合は出場者のもう1名が揃ってからとし、まずは、係員同士の練習試合となる。
 本番第一試合は14時25分から、戎井三段と鈴木初段で開始する。読みはB級公認読手の中山四段(現役)。審判は冨田二段。
 戎井三段がリードするものの、お手付きにより相手にチャンスを与え、鈴木初段は、2−2から2枚差で勝利をおさめる。戎井にとっては、かるたに勝って勝負に負けた感じであったことだろう。
 第二試合はディフェンディングチャンピョンの高野五段と負け残りの戎井三段の対戦。戎井は、枚差の開いた大量勝点を取れる勝利でなければならない。審判には、山中四段。
 序盤はほぼ互角に進むも、中盤に入る多少前から高野が徐々に差を開き、リードを奪う。結局、11枚差で無難に勝利を得る。
 第三試合は、高野対鈴木。16時45分開始。審判は戎井三段。読みは山中四段。序盤から徐々に差を開き、危なげなく13枚差で高野が勝利を収める。5連覇達成、通算8期。
 講評で、冨田審判長から、練習量の指摘があったが、練習環境を自ら作り、他の二人に比べて練習量豊富な高野の勝利とあいなったというところではないだろうか。また、キャリングバッグにマイ座布団持参というのも、気合いのあらわれだともいえるだろう。
 10回の節目を迎えられたのも、多くの方の協力によるものである。今後も、本大会を盛り上げ、きちんと継続していきたいと願うものである。

「慶應義塾職員名人戦」考

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