○○ STEP 3 ○○

〜札を覚えよう(その2)〜


《 うつしもゆ  》

 STEP2と同様に今度は「う」で始まる詠札・「つ」で始まる詠札・「し」で始まる 詠札・「も」で始まる詠札・「ゆ」で始まる詠札を探してみよう。見つかったであろう か。この五音(字)で始まる札は、各音二枚ずつ計十枚見つかった筈である(もし見つか らなかったり三枚見つかったりした場合は、あなたの探し方に間違いの無い限り、不良品 である。購入先で直ちに交換してもらうようおすすめする)。

 さて、あなたの前には、十枚の詠札が並んでいる。同音のものをペアにして並べてみ< て、二音(字)めを見較べてほしい。ペアの二枚の一音(字)めは同じだが、二音(字) めは、違う筈である。したがってこれらの札は、二音(字)めまでで対応する取札を決定 することのできる札であることがわかる。このように二音(字)めで対応する取札が決ま る札を「二字決まり」の札と言う。二字決まりの札は、百枚中四十二枚あり、他の文字数 決まりの札と比べ、最も枚数が多い。

 では、次に今探し出した十枚の詠札に対応する取札を探してみよう。詠札の下の句の部 分が取札に記されていることは、もう説明するまでもないであろう。探し出したら、ST EP2と同様に詠札と取札をペアにして並べて、取札を見て、詠札の決まり字を空んじら れるようになるまで、繰り返し暗記してほしい。取札だけを見て、「これは、うか 」「これは、うら」「これは、つき」「これは、つく」 「これは、しの」…………「これは、ゆら」と言えるようになれば大丈夫 である。シャッフルして、どんな順番で札が出てきても、決まり字が言えれば次のステッ プに進んでも構わない。なお、確認のため、各ステップの終わりには、STEP2の終わ りに付けておいたような「決まり字・下の句対照表」を記載しておくので利用してほし い。

 最後に次のステップに行く前に、この百枚の中に同じ音(字)で始まる札が二枚ずつあ る「う・つ・し・も・ゆ」の札(これらの札は「うつしもゆ」と覚えよう。語呂の良さで 覚えよう。)の特徴を述べておこう。

 この十枚の札は、ゲームの中で同音から始まる片方の札が一回詠まれたら、残った同音 の片方の札は次には「一字決まり」で取れるという特徴を持っている。競技かるたにおい ては、一度詠んだ札を、同じゲームの中で二度詠むことは無いため、百枚のうち同じ音で 始まる札が二枚しかない札は、その一方が詠まれてしまった場合、残った一方の札は、一 音(字)で対応する取札が決まってしまうからなのである。これを「決まり字の変化」と 言い、ゲームの中では常に意識し確認しておかなければならない重要事項である。なぜな らば、相手が一音(字)で取れることを知っていて、自分がそれを知らずに二音(字)め で取ろうとした場合、相手に先に札を取られてしまうからである。このことが頭の片隅に でも入ったならば次のステップに進もう。

◇◇ 決まり字・下の句対照表 ◇◇

<うつしもゆ>


「うか」……はけしかれとはいのらぬものを
「うら」 …… こひにくちなむなこそをしけれ
「つき」…わかみひとつのあきにはあらねと
「つく」 …… こひそつもりてふちとなりぬる
「しの」……ものやおもふとひとのとふまて
「しら」……つらぬきとめぬたまそちりける
「もも」 …… なほあまりあるむかしなりけり
「もろ」 …… はなよりほかにしるひともなし
「ゆふ」……あしのまろやにあきかせそふく
「ゆら」 ……ゆくへもしらぬこひのみちかな



◇◇◇◇◇ 「STEP4」へ ◇◇◇◇◇

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