かるた展望「第4号」目次

特集 新人の養成

1968年12月20日印刷
1968年12月25日発行


(個人的コメント)
 実は、第3号までは「かるた展望」に目次は存在しなかった。私が本文から目次風に起こしたものを掲載していた。しかし、この第4号では、表紙の裏に「かるた展望」としての目次が登場していた。本稿を作成するものとしては、それを転載すればいいので、はなはだ作業が楽になった。「寄附者御芳名」とか「選手会会計報告」とか「事務局便り」、「編集後記」も記載されているのだが、かるた展望の目次にはないので、今までは記載していたが本稿からは、目次にないものは記載しないということで、記載していない。
 本号は、編集の一部を金沢に担当してもらったことが編集後記からうかがい知ることができる。「新人の養成」という特集も表紙に記載されており、選手会の心意気がうかがえる。以前も今も、新人の養成は斯界の大きなテーマなのだ。
 全日協日程をみると、1月1日にNHKラジオ第一放送と記載されている。ラジオでどのように放送したのであろうか?
 名人戦は、松川VS田口で、5試合のフルセットの末、田口が名人位を奪取する。この名人戦から、今のかるた展望でもお馴染みの読み順を○数字で書く方法が採用されている。「戦譜式に掲載してみた」という表現から、試行錯誤から始まった感が伝わってくる。今に繋がっているのだから大成功といえるだろう。ただ、場所の表し方への妙案は模索中であることもわかる。紙幅に余裕があるならば、終盤の配置図などを載せるのも効果的とは思うのだが…。
 早大かるた会がグループ紹介で、他大学の状況にふれているところで「慶應」の名前があらわれるが、職域A級で優勝常連の早大に対して、第12回職域でもB級5位という形で大会成績にでている慶應では、当時としては大きな差があったのだろう。大会成績の個人成績の欄に慶應の名前が出てくるのは次の号を待たなければならない。
(H.Takano)

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