かるた展望「第26号」目次
1997年9月28日印刷
1997年9月30日発行
- 総会を終えて……………………………………………………新木敬治
- 平成9年度名人戦・クイン戦
- 神の見えざる手…………………………………………………望月仁弘
- 9度目のタイトル(クイン戦)……………………………………渡辺令恵
- 第36回全日本選手権
- 選手権に勝って…………………………………………………渡辺令恵
- 第12回全国選抜大会
- タイミングでつかんだ優勝………………………………………石沢直樹
- 第12回各会対抗団体戦
- 弔辞
- 全日協の公益法人としての社会的使命と法律上の問題点…松林 健
- 競技かるた講演会報告事項…………………………椿 威・武石佳久
- 現在に至る競技かるた札等の調査についてのお願い………津久井勤
- めざせ超A級(A級初優勝)…………加藤一志・松本美加・阪口香津佐
- 「われらA級1年生」
芹野恵子、平田裕紀子、此田 薫、兼利英昭、桐田真一郎
- 平成8年度(下期)各地大会成績
- 昇段者
- 得点表
- 競技かるたとコンピュータ………………………………………長谷和彦
(個人的コメント)
巻末近くだが、「かるた展望」発行時期の変更についてのお知らせという囲み記事が
掲載されている。社団法人化で事業年度が、4月1日〜3月31日となったことによる
変更である。これによると発行時期は、9月までの分を11月上旬に、3月までの分
を5月上旬を目途の発行とすることが明記されている。また、全日協レポートによる
成績発表は原則として取り止め、「かるた展望」に分けて掲載することも記載されて
いる。
名人戦の本文見出しは、「望月名人、ストレートで初防衛」。東大の新川の挑戦を
ストレートで退ける。かるた歴2年の新川は、西代表平田元名人を退けての挑戦で
あった。
クイン戦の本文見出しは、「渡辺、新記録達成通算9期」。挑戦者の池田実穂子
をストレートで降す。
全日本選手権の本文見出しは、「渡辺、大逆転で2度目の優勝」。決勝で山崎みゆき
を大逆転(15-5→12‐2→6‐3→4‐1→運命戦)でかわす。
全国選抜大会の本文見出しは、「高速石沢、選抜初優勝」。私のもつ石沢のイメージは
「高速」というよりも「千手観音」もしくは「スペシャルローリングサンダー」なのだが、、、
各会対抗団体戦の本文見出しは、「九州悲願の初優勝」。慶應は予選リーグ3位。決勝は九州VS広島。
松林原稿は、いろいろと示唆に富む。元検事という法律の専門家の立場での記事である。
得点表にみる慶應所属選手の名前は、上から順に次のとおり。
望月、大前、早川、川端、小池。
大会成績にみるB級以下の慶應所属選手の名前は次のとおり。
河上素子、高野通代。
第67回職域での慶應の成績は、B級3位。
ひさびさに私の名前が登場するが、それは「競技かるたとコンピュータ」(長谷)の
中での、ホームページ紹介での登場。これは、かるた展望はじめての横書き記事である。
また、津久井記事の中で、私の著書「歌留多攷格」が著者名とともに登場。残念ながら
大会成績ではない。
編集後記によると「始まったばかりの『かるた会紹介』をお休みするのはヒジョーに残念でしたが、次号復活!」とのこと。前号、第1回に「(1)」をつけていたのは、シリーズ化の気合いだったのだろうか?2回目で早くも1回休みは誠に残念。今後、何回まで続くのだろうか?
総ページは100ページで、ページ数が三桁になったのは2度目。
訃報には、柏かるた会の高木会長と仙台市役所の阿部誠さん。高木さんは、大学生の時に大会で慶應の柳沢(私の同期)と対戦しているお姿を拝見した印象が強く残っている。
すでにご年配であったが、今思えば、自分が年をとった時にかるたを取るイメージを与えてくれた方のひとりのように感じる。阿部さんは、職域連盟や職域大会でのお付き合いをさせていただいた。阿部さんには、私も職場のチームで職域に復活したいという思いを話したことがあるだけに、生前に実現の報告ができなかったことは残念。阿部さんが亡くなられた年齢を超えてから、私は自分の職場のチームで職域に復活。生前に対戦できなかったことは心残りでもある。
(H.Takano)
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