かるた展望「第40号」目次
2004年12月20日印刷
2004年12月22日発行
- 百周年事業と今後の課題……………………………………………………鶴谷博幸
- 第43回全日本選手権大会
- 第26回全国高校かるた選手権大会
- 競技かるた制定100周年イベントin高知……………………………………河添英樹
- 〃 in滋賀………………………………石沢直樹・和田紗由美
- 〃 in東京……………………………………………宮田直幸
- 記念イベント隠岐「奉納かるたツアーに参加して」…………………………松田征子
- 〃 熱海「熱海大会顛末記」…………………………………………外山和之
- ねんりんピックかるた交流大会を終えて……………………………………高橋茂信
- 小野小町の歌と伝説…………………………………………………………津久井勤
- かるた界に「畳寿」を広めよう…………………………………………………遠藤健一
- 名人戦記録席20年のこぼれ話………………………………………………早川裕章
- クイーン戦記録席10年のこぼれ話と観戦記のススメ………………………下宇宿みき
- われらA級1年生(27)
安元ゆら、並木智恵、菊地伸行。山内沙耶、鈴木達哉、馬場 啓、
織部智子、豊田愛美
- 平成16年度(上期)かるた大会成績
- 昇段基準
- 選抜戦・団体戦出場資格A級得点表
- 編集後記
(個人的コメント)
この号は競技かるた制定百周年記念号と表紙に銘打たれている。
全日本選手権の本文見出しは、「荒川クイーン、念願の選手権制覇」。慶應からの出場は折笠と森。
高校選手権大会の本文見出しは、「暁星高(東京)悲願の初優勝!−十年ぶり、静岡
県勢の連覇を阻む−」。決勝で、静岡雙葉をくだす。優勝旗は、初の箱根越え。今までも箱根より東のチームは、宮城学院が2度、都立西高が1度。暁星が2度、決勝に駒を進めたが、静岡勢に
敗退していた。暁星は3度目の正直ということになる。
名人戦・クイン戦予選の結果は次のとおり。
名人戦(東代表)中川琢馨、(西代表)土田雅。クイン戦(東代表)山下恵令、(西代表)楠木早紀。
慶應勢は、ベスト8に残れず。
挑戦者決定戦を制したのは、土田と楠木。
資格用A級得点表に記載の慶應所属の選手は次のとおり。
望月、森、折笠。
大会成績にみるB級以下の慶應所属選手の名前は次のとおり。
福田健児、岡田英希、田中在、太刀川穣、鳥潟迪博、増田洋希、簡志帆、土肥淳子。人数的にずいぶん盛り返してきた。これが、会の勢いになる。その影響もあるのか、第82回職域での慶應の成績は、C級優勝。その他、高校選手権個人B級にも慶應義塾高校から1名入賞。
早川の名人戦記録係の20年の記事は、彼のかるた界への貢献を物語る。記事も早川スタイルが確立していて毎年の楽しみとなっている。
かるた界のアイディアマンである遠藤元名人、今回の提案は将棋界の盤寿にヒントを得て、ご長寿の祝いにおける「畳寿」(じょうじゅ)の普及のすすめ。陣の横幅87センチにちなんで、87歳のご長寿を「畳寿」と称して祝おうというもの。
編集後記によると、A級1年生の予約が4本あったが、締め切りすぎは掲載できないとのこと。しごくもっとも。大会成績も全日協のHPからうつし書きとのこと。編集部に結果をつたえる道筋の整備が必要なのだろう。
(H.Takano)
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