かるた展望「第56号」目次

2012年12月22日印刷
2012年12月25日発行


(個人的コメント)
 巻頭言は山下会長「第59期名人位決定戦西郷名人出場辞退について」。巻頭言になるほど、西郷名人の連続14期名人位での第15期目の辞退は大きなできごとであった。協会としては慰留はせず受諾する事にしたとあるが、慰留されたとしても西郷名人は辞退したかどうかは「IF」の世界のできごとになった。
 全日本選手権の本文見出しは、「円熟・山下、四年振り二度目の選手権制覇!」。全日本選手権のライブ映像のインターネット配信も、女流、名人戦・クイーン戦、選抜に続き四度目とのこと。これからもどんどんインターネット配信をお願いしたい。63名の出場者に慶應かるた会の所属選手がいないのは寂しい。決勝の山下・岸田は、名人戦・クイーン戦の地区予選の代表となるのだから、選手権での好調選手について、その後の活躍展望が楽しみである。
 高校選手権大会の本文見出しは、「東京・暁星高 悠々五連覇を達成―鹿児島・鶴丸高、初の銀メダル」。海外から初めて上海日本人学校が出場というのは画期的。「国際大会in福岡」の記事と共に、かるたのグローバルな展開は望ましいことだと思う。暁星の5連覇で幕を閉じたが、富士高の十連覇までの道のりのまだ半ばである。毎年のチームづくりが大変な高校にあって、連覇を続けるのは大変なことだと思う。
 名人戦・クイーン戦予選の見出しと結果は次のとおり。
 「東は名人後輩の千代間、西は再挑戦の岸田元準名人」、「東は四度挑戦の山下恵令、西は初挑戦の本多未佳」との見出しのとおり、名人戦(東代表)は千代間大和(早大かるた会)、(西代表)は岸田諭(篠山)となり、クイーン戦(東代表)は山下(明静)、(西代表)は本多(石川)。西のクイーン戦決勝は昨年に続き、姉妹対決で今年は姉に凱歌。
 慶應勢は、記事に名前が出たのは、望月と鈴木(達)。他にも出場していたが、取り上げられず。こうしたとき、トーナメント表があるとありがたいのだが、締め切りの関係できびしいのだろうか。
 クイーン戦挑戦者決定戦を制したのは、本多。  資格用A級得点表に記載の慶應所属の選手は次のとおり。
 望月、折笠、政木。
 大会成績にみるB級以下の慶應所属選手の名前は次のとおり。
 山中裕貴、長谷部瞬、有馬はるか、小山大貴、中山翔太、猪俣俊介、苗村弘太郎、池田佑貴、土方耕平、上条優喜奈、京井良介、岩村広太、猪瀬芙美子
 慶應湘南藤沢の高3男子、高2男子、中2男子の活躍も掲載。
 第98回職域での慶應の成績は、慶應BのD(3)級優勝。(記載は誤植でB(2)となっているがD(3)が正しい)。
 編集後記によると、前号マンネリ化感を訴えたところ「短歌ーかるたのこころ」「俳句ー百人一句」、さらには「かるた展望の魅力」について等寄せられ、編集長おおよろこびとのこと。
 前号までは、このコメントは読み返しで書いていたが、今号からは、オンタイム。25日の発行日付で、手元には28日に届く。そしてこのページの更新が31日。年を越さずに更新できてまずは一安心。
 しかし、実際に寄稿して思うのは、少々言葉が足りなかったかなという感じである。あまり、説明的に書くとよみづらいし、痛し痒しである。慶應かるた会は、学生会で原則4年でメンバーが変わるというのも、わかりやすく、テンポよく読んでもらうためのものなのだが、やはり、慶應かるた会所属でがんばり続けるOB・OGのことを考えた表現をしたほうがよかったように掲載されてから感じるのである。なかなかに文章は難しい。
(H.Takano)

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