かるた展望「第63号」目次

2016年6月26日印刷
2016年6月29日発行


(個人的コメント)
 まずは、表紙の写真が「映画ちはやふる」の写真であり、この映画の斯界に対してのインパクトの大きさを物語る。
 巻頭には栗原副会長の映画に関しての原稿が続く。
 名人戦の本文見出しは、「川崎、悲願の名人位を初獲得!」。
 クイーン戦の本文見出しは、「ママさんクイーン」坪田、初防衛!。
 挑戦者決定戦の本文見出しは、「川崎、本多、近江神宮へ名乗り」。
 全国選抜大会の本文見出しは、「名人・川崎、選抜も制す」。
 女流選手権の本文見出しは、「山下、初の女流タイトル獲得!」。
 各会対抗団体戦の本文見出しは、「大津あきのた会、4年ぶり優勝」。
   全日本選手権については、例年夏号だったが、今回は掲載されていない。冬号を楽しみにしている。
 特集は表紙・巻頭言からの流れで予測されるとおり「映画 ちはやふる」である。監督の小泉氏のタイトルは、 ずばり「ちはやふる-上の句・下の句-」。東京大学かるた会の高橋氏のタイトルは「映画『ちはやふる』制作現場裏話」。 福井渚会の林氏のタイトルは「真剣佑on福井」である。
 慶應かるた会からは浜野君の「かるたとSNSとの関係性について」である。現役学生のSNSユーザーの視点からの論考は あまりSNSに縁のない年配の読者にも興味深いのではないだろうか。私のHPも紹介されている。記事で指摘しているとおり、 個人情報の取り扱いには十分注意が必要だが、本稿においては、本誌に記載されていることは、すでに公にされているという 観点から、氏名を掲載させてもらっている。しかし、大会成績等における慶應湘南藤沢中高の生徒についてはイニシアルにとどめる ことにしている。ご理解いただきたい。
 今回は、海外関係もアジア・ヨーロッパと幅広く紹介されている。私もインドの選手との交流があるので、 今後の協会としての海外への展開や仕組みつくりにはおおいに興味があるところである。
 下の句かるたの大会紹介や、点字かるたの記事も興味深い。私の両親は北海道在住時代に下の句かるた(板がるた)に触れていたし、 私は仕事の関係で点字を学んだことがあるので、こういう企画は嬉しい限りである。
 また、記事の間に「こぼれ話」というコラムが掲載されたのも、ページの白い部分を埋める意図があるかもしれないが、よい試みだと思う。
 さらには(1)とか(第一回)と付された記事が、数種類スタートした。連載企画だと思うので、ぜひ、一回限りで終わることなく、続けて いただきたい。期待している。
 得点表にみる慶應所属選手の名前は、上から順に次のとおり。
 浜野希望、石川敬也、望月仁弘、都築慶介、山中裕貴。
 大会成績にみるB級以下の慶應所属選手の名前は次のとおり。
 城えりか、大堀晃尚、藤田将伍、佐竹寛、田中友啓。湘南藤沢中等部からはTOとYU。
 第102回職域での慶應の成績は、D級2位に慶應湘南藤沢中高等部。
 参加人数の増加により一つの級でいくつにも組をわけるため、入賞者の記載は、優勝者と2位の選手のみの記載となったため、 ここに名前を紹介できる数は少し減ったように思う。というわけで、昇段者のコーナーから上記に名前が掲載されていない慶應 の選手名を以下に紹介する。
 鈴木みのり、吉田雪乃。湘南藤沢高等部からNT。
 編集後記によると「単なる『機関誌』から重厚な『随筆本』に変わった気がします。」とのこと。企画部編集委員会の皆さんの 努力に敬意を表するとともに、引き続きの『かるた展望』充実を楽しみにしている。
 ちなみに、記載記事が増えたため、目次を表紙の裏の一ページに収めるために、見出しの統合が行なわれ、従来の項目だてとは 変わっている。これ以上記事の種類が増えるのであれば、無理な目次見出しの統合はやめて、目次を見開きにして、2ページ使うことも 考えてはどうだろうか。
(H.Takano)

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