かるた展望「第65号」目次

2017年6月26日印刷
2017年6月29日発行

(個人的コメント)
 巻頭は松川会長。会長就任から2年の感慨。
 名人戦の本文見出しは、「川崎、同会対決の末、名人位初防衛!」。記事の中に同会対決は、第42期の慶應かるた会の 種村vs望月以来と書かれており、本文では「望月名人、種村挑戦者」とあるが、これは逆。種村名人が望月挑戦者の 挑戦を受け、望月挑戦者が名人位を獲得したのが第42期。校閲作業の必要性を感じる誤記。今回を含め9回の同会対決のうち、 慶應かるた会同士は4回(種村vs望月が3回、種村vs牧野が1回)、東京白妙会同士は4回(正木vs田口が3回、正木vs奥田が1回)。
 クイーン戦の本文見出しは、「鶴田、新クイーンへと昇華!」。
 名人は「自覚」、クイーンは「クイーン位を獲得して」とのタイトルで寄稿。
 挑戦者決定戦の本文見出しは、「三好、鶴田、近江神宮へ名乗り」。東日本代表の坪井寛行六段(東京大学かるた会)は1−2で、 山下恵令六段(東京明静会)は0−2で敗退。
 女流選手権の本文見出しは、「新進気鋭矢野、女流選手権初制覇!」。
 各会対抗団体戦の本文見出しは、「渚会雪辱、6度目の美酒」。慶應かるた会は予選で、福井渚、早稲田大学、東北大のブロックで3位となり予選落ち。
   全国選抜大会の本文見出しは、「坪田、史上最多の5度目の優勝」。慶應の浜野は3回戦で敗退。
 全日本選手権については、例年夏号だったが、今回は掲載されていない。冬号を楽しみにしている。
 新木元会長、田口元名人、石島元滋賀県かるた協会会長、奥野奥野かるた店会長の四人の方々の訃報に伴う追悼文が掲載。 私がお話したことがあるのはそのうちお二人だけだが、世の常とはいえ、斯界の諸先輩方の訃報は寂しい。
 斯界のグローバル化に関かる記事は今号にも掲載。英文でのWEBサイトで発信してはいるが、慶應の中でのグローバル化はなかなか進展していない。
 末永氏の創作落語も楽しい試み。今回は第二弾になるわけだが、新ネタで続いてくれれば面白いと思う。今回は小生の体験ネタも役立ったようである。
 川瀬氏の小説出版の記事は、著作を読ませていただいただけに興味深く読ませていただいた。
 「競技規程に学ぶ競技かるた」と「私の読誦教室」はそれぞれ第3回。連載継続を強く望む。
 われらA級1年生は、(53)とあるが、前号では(51)、どこから1回分が増えたのか?ただの校正ミスか?。
 得点表にみる慶應所属選手の名前は、上から順に次のとおり。
 浜野希望、望月仁弘、折笠哲平、石川敬也、山中裕貴。
 大会成績にみるB級以下の慶應所属選手の名前は次のとおり。
 宮島太智、木島詩織、須田雄大、田中智子、藤井那侑、福永佳菜子、伊藤悠祐。湘南藤沢中・高等部からはEM。
 第103回職域での慶應の成績は、B(2)級優勝で、慶應義塾大学Aチーム。
 参加人数の増加により一つの級でいくつにも組をわけるため、入賞者の記載は、優勝者と2位の選手のみの記載となったため、 ここに名前を紹介できる数は少し減ったように思う。というわけで、昇段者のコーナーから上記に名前が掲載されていない慶應 の選手名を以下に紹介する。
 岡部圭吾、山田悠司、江守徹、藤田将伍。
 ラストに記載のまんがも楽しませていただいた。企画部編集委員会の皆さんの努力に敬意を表し、感謝するとともに、 引き続きの『かるた展望』充実を楽しみにしている。
(H.Takano)

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