かるた展望「第73号」目次

2021年8月16日印刷
2021年8月20日発行


(個人的コメント)
 しばらく6月の刊行が続いていたが、今年は8月の刊行となった。いろいろな影響が刊行の遅れにつながったのかと推測する。
 「マナーブック」が同封されてきた。「マナーブック」の協会としての製作は、非常によいことだと思う。
 巻頭言は、松川英夫会長。新型コロナウイルスの収束を望むのは誰しも同じ思いだろう。飛沫評価実験や専門家との意見交換のするとのことだが、ぜひすすめてほしい。 「マナーブック」刊行は会長も触れている。
 名人戦の本文見出しは、「粂原、完封の防衛」。本人原稿では、サインを求められて一番書く四字熟語が「万里一空」とのこと。剣豪宮本武蔵の到達した境地と説明している。 私としては、大相撲の琴奨菊関が大関昇進の時の口上でつかった熟語として印象に残っている。
 クイーン戦の本文見出しは、「三度目の正直、山添新クイーン誕生」。本人原稿では、「感謝」とのタイトルで、本文からも感謝の気持ちが伝わってくる。
 名人戦・クイーン戦の写真の掲載は、誌面のバラエティの観点からもぜひ続けてほしいと思う。
 挑戦者決定戦は、この三番勝負にすすめることも大変なので、残念ながら敗退した方のここまでの道のりを感じる意味でも、充実させてほしいコーナーである。
 物故者追悼は四名の方への追悼文であった。私の学生時代、大会で負けると勉強のために試合を拝見させていただいた栗原さんと苔口さんのお名前がここにあることが残念でならない。
   第2回ちはやふる小倉山杯は、4月の開催となったが、無事に開催されてよかったと思う。名人を決勝で下した山下選手の戦いぶりに打倒名人を目指す選手は何かヒントを見つけられるのではないだろうか。
 「ちはやふる」の名言アンケートは面白く読ませていただいた。机君の「やりたいことを思いっきりやるためにはやりたくないことも思いっきりやんなきゃ行けないんだ」が一位とのこと。 私の心にも響く言葉であり、まさに名言だと思う。
 得点表にみる慶應所属選手の名前は、上から順に次のとおり。
 矢野杏奈、望月仁弘。ちなみに浜野希望君は、集計期間中に移籍しており、そちらの所属で掲載されている。
 上記以外で、昇段者の欄に名前があったのは、柴田凛、向林のどか、塩野入優、長谷川周子、水出海斗、守島伶、佐藤芙美、佐藤聖夏、木皿百合子、落合紫苑。
 初段認定大会の新設は、現在のニーズにあったすばらしい施策だと思う。
 代表者会議の記録も、こうして詳しく掲載されることは、ありがたい。
 編集後記で編集長の交代が記載されている。津久井前編集長には、「ありがとうございました」と申し上げたいし、田口編集長には「よろしくお願いします」と申し上げたい。 また、北野新企画部長にも「よろしくお願いします」と申し上げたい。
(H.Takano)

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