名人戦:51期〜60期


第51期

◎西郷直樹(早稲田) 〇〇〇 土田 雅(福井渚会)

#土田4度目の挑戦も、9枚・10枚・5枚を残され敗退。西郷は3試合ノーミスで21連勝。

第52期

◎西郷直樹(早稲田) 〇〇〇 前田秀彦(府中白妙会)

#25年ぶりの挑戦となった前田。50代の挑戦者を13枚・10枚・14枚で撃破。今回も西郷はノーミス。

第53期

◎西郷直樹(早稲田) 〇〇〇 土田 雅(福井渚会)

#5度目の挑戦となった土田だが、8枚・9枚・10枚と残される。予選から勝ち上がり挑戦者決定 戦を経て挑戦者になることを5回達成することも偉業であるが、西郷の壁は厚かった。

第54期

◎西郷直樹(早稲田) ●〇〇〇 三好輝明(福井渚会)

#西郷の負けは十年前の初戴冠時の対望月2回戦以来。24歳の挑戦者が、西郷の名人戦での連勝記録を27で止める。2枚差で 敗れたあとを16枚・9枚・9枚と3連勝。正木永世名人とならぶ10連覇達成。

第55期

◎西郷直樹(早稲田) ●〇〇〇 岸田 諭(篠山)

#西郷1回戦を4枚差で落とすが、その後、8枚・5枚・11枚と3連勝。名人戦では新記録となる11連覇達成。

第56期

◎西郷直樹(早稲田) ●●〇〇〇 三好輝明(福井渚会)

#6枚差・3枚差と1・2回戦を三好が連勝。初戴冠の望月戦以来の連敗を喫した西郷だが、3回戦・4回戦を8枚差・2枚差で、タイスコアに戻す。特に4回戦は、三好がリーチの後にお手つき(ダブル)をするという展開。名人の牙城は崩れず、最終戦は6枚差で西郷が勝って12連覇。

第57期

◎西郷直樹(早稲田) ○●○●○ 川崎文義(福井渚会)

#1枚差で緒戦をものにした西郷、2回戦は4枚差で川崎に取られる。負けなしの3回戦を6枚差でKeepするものの、4回戦では、本日二度目の運命戦を川崎に制せられる。最終戦は中盤までは僅差であったものの、そこから差を開いた西郷が1−6から、7枚差(お手終わり)で勝利(かるた展望見出しでは6枚差になっているが、、、)。13連覇達成。

第58期

◎西郷直樹(早稲田) ○○●●○ 三好輝明(福井渚会)

#三好3回目の挑戦も一・二回戦をともに6枚差で西郷にとられ万事休すとなるも、三回戦は、3枚差で逃げ切り、1勝を返す。四回戦は、終始三好がリードし、7枚差でタイに追いつく。運命の決勝戦。終盤ダブルスコアでリードしていた三好だったが、西郷の粘りの前に2枚差で逆転負け。西郷は3年連続のフルセットを制し14連覇。

第59期

◎岸田 諭(篠山) ○○○ 千代間大和(早稲田)

#西郷名人の出場辞退による東西代表による名人位決定戦。岸田は、4枚・7枚・3枚の3タテで初戴冠。西日本からの名人は川瀬、平田についで3人目。3回戦の終盤のねじり合いでの双方のお手つきは多少興冷めであったが、これも双方の選手の結果にいたるまでの苦しみの生んだあだ花か。

第60期

◎岸田 諭(篠山) ○○○ 須藤恭平(巣鴨学園かるた会)

#岸田名人、初防衛なる。第一試合14枚差、第二試合5枚差のあと、第三試合5枚差でストレート決着。


次へ       前へ

一覧表に戻る

A table in English


「かるた展望」の記事を中心に各号から構成


Hitoshi Takano