愛国百人一首
紀清人
天の下すでに覆ひて降る雪の
光を見れば貴くもあるか
<愛国百人一首における決まり字>
アメノ(3字決まり)
<愛国百人一首における同音の数>
ア音12枚中の1
<歌意・鑑賞>
天平18年正月の大雪の時に元正太上天皇の宮に掃雪に集った時の歌である。
天の下をすっかりおおいつつんでしまうように降る雪の、その雪の光を見れば、いかにも
尊いことである。
<コメント>
紀国益の子である。聖武天皇の東宮時代に侍した。右京亮、治部大夫兼文章博士、武蔵守を
歴任し、従四位下で卒す。
これで80リンク。5分の4のリンクが終わった。しかし、これ以上リンクを増やすのは
つらくなってくる。馴染みのない歌人や歌が残ってしまっているからだ。その中でも、まだ
書いてみようという気が起きる歌・歌人は少しは残っている。そこを書く一歩を踏み出せるか
どうかが問題である。実際、76リンクから80リンクまでのコメントはほとんど定本版の
解説本からの受け売りであり、自分の思いがなかなか文章にのってこないのだ。
こういうのが増えてきたときは、やはり書いていても気がのらなくなってくるのだ。
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2008年6月4日 HITOSHI TAKANO