愛国百人一首

宏覚禅師

末の世の末の末まで我が國は
   よろづの國にすぐれたる國


<愛国百人一首における決まり字>
スエ(2字決まり)
<愛国百人一首における同音の数>
ス音3枚のうちの1
<歌意・鑑賞>
 「末」の字の繰り返し、「国」の字の繰り返し、この繰り返しにより強調の意を もたせている。
 末の世のまたその末の世になっても未来永劫、我が国はあまねく多くの国々に対しても 優れた国であることである。
<コメント>
 播磨の人。名は慧安、号は東巌。書写山で天台の奥義を学ぶ。山城の石清水八幡宮に仕えた のち、正伝寺を建てて、そこの住持となる。建治3(1277)年に鎌倉聖海寺で、53歳にて 入寂する。
 宏覚禅師の号はのちに勅により賜ったものである。
 文永6年から7年にかけて63日間、蒙古降伏の祈祷をしたのである。

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2008年5月31日  HITOSHI TAKANO