<百人秀歌>
権中納言国信
春日野のしたもえわたる草のうへに
つれなく見ゆる春のあは雪
百人秀歌の決まり字:
カス
(二字決まリ)
作者は、村上源氏で源国信(みなもとのくにざね)。
待賢門院堀河
の叔父である。
歌の意は平易だろう。春なのに、萌え始めた草の上にうすく降りつもった淡雪の季節はずれぶり を「つれない」と詠んだのだ。
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2008年5月6日
HITOSHI TAKANO