競技かるたの練習におけるリスク説明
慶應義塾職員かるた会
【 競技かるたのリスク 】
競技かるたは、その活動において、集中力や記憶力の向上、体力増進などに個人差はあるものの効果がありますが、一方、競技のもつ性質上のリスクもあります。
競技を行う場合、練習を行う場合のリスクをあらかじめ説明しておきます。競技をする際、練習会を運営する際には、リスクを回避する努力は各選手・運営管理者ともに
充分いたしますが、回避しきれない状況も想定されますので、競技をされる方、練習をされる方は、あらかじめこの点を理解した上でご参加ください。
(2019年3月1日現在)
身体に関わるリスク
(1) 競技者同士の接触等により、突き指や骨折、脱臼などの可能性があります。
(2) 競技者同士の接触等により、頭部や顔面への接触(衝撃)が発生することがあります。この場合、眼鏡の破損などの可能性があります。
(3) 夏季など会場環境や気候の状況により、水分補給などの自己管理をしない場合、熱中症などの健康上の問題が発生する可能性があります。
(4) 冬季など会場環境や気候の状況により、カイロの用意などの寒さ対策の自己管理をしない場合、低体温症などの健康上の問題が発生する可能性があります。
(5) 練習前の準備運動の不足、過度の練習や長期にわたる練習等により、足首・膝・腰・頚部、手首・肘・肩などを痛めることがあります。
(6) 畳の種類や床の状態により会場環境が悪いことがあります。座布団などの敷物を用意するなどの準備をしない場合、膝等に過度の負担がかかる場合があります。接地面に傷があると皮膚に炎症が起きる場合も稀にあります。
(7) 練習の継続により、膝や足の甲などが角質化し、変色(赤みがかったり、黒ずむなど)することがあります。また、足の甲などにいわゆる「たこ」ができることがあります。さらに、いわゆる「膝に水がたまる」といわれる症状となることが稀に生じます。
気持ち(心)に関わるリスク
(8) 対戦相手との「札の取り」などの協議の際に、不適切な言語表現が生じることがあります。これにより気分を著しく害することがあります。
(9) 「札の取り」に関する合議の判断や、審判の裁定に納得がいかない場合がありますが、一度下された判定には従わなければなりません。自分の主張が通らないリスクは覚悟してください。
(10) 試合の際の講評や練習の際の感想戦において、講評者や指導者、また対戦相手の指摘や表現が厳しく、気持ちが沈んでしまう可能性があります。
その他のリスク
(11) 不特定多数の方が出入りするような会場の場合、セキュリティが充分でないために盗難などのリスクがあります。所持品については自己管理を励行してください。
(12) 慶應職員かるた会の練習においては、参加人数の関係で、希望する相手との対戦が組めない場合や読手を希望してもかなわない場合がありますのでご了承ください。
追記
(2020年2月26日) 新型コロナウイルス感染症の予防にあたり、対面の距離感の面で「競技かるた」は濃厚接触リスクの高い競技であることをご理解ください。
以上
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参考 : 説明責任 対戦数の総量