スタート

Hitoshi Takano JAN/2006

箱根駅伝

 2006年がスタートした。年の初めの正月の風物詩には、当然我等が競技かるたの名人戦・クイーン戦があるのだが、1月の2日・3日といえば、「箱根駅伝」も風物詩の一つである。
 今年もまた、箱根駅伝ならではのドラマが展開された。亜細亜大学の往路6位からの逆転での、総合初優勝には「おめでとう」といいたい。復路の時差スタート(2分51秒)を見事に捲き返したものだ。
 また、予選落ちの大学も含めて、他の大学には捲土重来を期待したい。
 今年、襷をつなぐために脱水症状をおこしながらも、必死で中継所まで進む姿は、団体戦のあり方を思いださせてくれた。団体戦だからこそ、個人ではあきらめてしまうような状況でも、最後まであきらめないでがんばることができるということを思いだした。(ただし、選手の健康管理などの面から考えると、監督が棄権させるという選択肢もあるのだが…)

 そういえば、私も団体戦を離れて結構な時がすぎでしまったものだ。職域学生大会は、1988年8月が最後の出場であったし、神奈川県の団体戦は2001年3月以降は出ていない。

慶應義塾職員かるた会

 団体戦に出場するためには、まず、その団体となる土壌を準備しなければならない。チーム造りだ。団体戦はいくつかあるが、それぞれの規定により、どういう括りでチームを組まなければならないというのが決まっている。
 たとえば、全日協主催の会対抗戦ならば、全日本かるた協会に登録している傘下団体である「かるた会」でチームを組まなければならない。慶應かるた会所属である私が、会の所属を変えないまま、鶴岡に転勤になったからといって鶴岡若葉会では出場できないのである。職域・学生大会ならば、同一職域であれば、会の登録が違っていても、チームを組める。過去には通産省、総理府統計局、東大職員などのチームが出場しているし、現在でも東京都庁、NEC、日立製作所などのチームが出場している。
 もっとも公認の大会ではない仲間内の団体戦もあり、そこでは気のあったもの同志が、会や職場や地域や学校などの制約なしに自由にチームを組める場合もある。

 そんな中、慶應義塾の福利厚生の一環として教職員のクラブ活動が認められており、このたび、慶應義塾職員かるた会(略称:C.P.S.)をスタートさせた。
 詳細は、リンクをはっているのでそちらのWEB-SITEを見ていただきたい。
 慶應義塾の職員の中には、学生団体(大学のサークル)としての「慶應かるた会」のOB・OGが5名おり、全日本かるた協会に会員として登録した「慶應かるた会」所属の人間が3人いる。この3人が現役選手として活動していると考えてもらえればよいだろう。
 この3人をコアに職域・学生大会に出場すべくスタートさせた団体である。
 大学卒業後、就職して、職域のチームで活躍している選手も多い。そうしたチームや選手たちからみると大きな時差スタートではあるが、このスタートを大切にしたいものである。
 職域・学生大会は5人1チームなので、3人では、3人が全勝しないと勝点を取ることができない。しかし、今後、メンバーを整えなんとか5人1チームを組んで職域・学生大会に出場したいと考えている。

 願わくは、よいスタートたらんことを…!


次のTopicへ        前のTopicへ

トピックへ
ページターミナルへ
慶應かるた会のトップページへ
HITOSHI TAKANOのTOP PAGEへ

Mail宛先