愛国百人一首

橘曙覧

春にあけてまづみる書も天地の
   はじめの時と讀み出づるかな


<愛国百人一首における決まり字>
ハル(2字決まり)
<愛国百人一首における同音の数>
ハ音2枚中の1
<歌意・鑑賞>
 「春にあけて」は、年が明けて春になっての意味。「天地のはじめの時」は古事記の始まりの 「天地始発之時」をさしている。
 年明けの新春の第一番に読む本は、古事記の天地開闢のところを「天地始発之時」と読み始める ことである。
<コメント>
 福井の紙商の家に生まれる。田中大秀に国学を学び、万葉調の歌を詠む。姓は井手、号は 志濃夫廼舎。尊皇歌人として名高い。明治元年に57歳で没。なお、先祖は、 橘諸兄という。

 67リンクめ。3分の2を越えた。リンクをはる作業もしばらく一段落させよう。

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2008年5月31日  HITOSHI TAKANO