愛国百人一首

栗田土満

かけまくもあやに畏きすめらぎの
   神のみ民とあるが楽しさ


<愛国百人一首における決まり字>
カケ(2字決まり)
<愛国百人一首における同音の数>
カ音8枚中の1
<歌意・鑑賞>
 自分のことを「み民」というのは、いかがかと思われるむきもあるが、個人としてあるのでは なく民が天皇に属するものという思想からの表現である。
 口にかけていうのもはなはだおそれ多いことであるが、天皇の神の民としてあることは楽しい ことである。
<コメント>
 遠江出身、八幡宮の祠官。賀茂真淵に古学を学ぶ。和歌も 古体の風を詠んだ。家の号は「岡屋」(おかのや)。文化8(1811)年75歳で亡くなる。

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2008年5月27日  HITOSHI TAKANO