愛国百人一首
真木和泉
大山の峰の岩根に埋めにけり
わが年月の日本だましひ
<愛国百人一首における決まり字>
オオヤマノ(5字決まり)
<愛国百人一首における同音の数>
オ音20枚中の1
<歌意・鑑賞>
元治元(1864)年、山崎天王山の営中にあって詠んだ辞世の歌。
この大いなる山の岩の根元に、たった今埋めてしまったことである。私が永い年月の間、
守り続けてきた自分自身の大和魂を。
<コメント>
真木和泉守保臣は、筑紫の人、久留米の水天宮の神官。楠公を慕い、
水戸烈公を敬慕する。
上京し、三条実美に信任され、七卿落ちに随行して長州に赴く。禁門の変に加わり、
会津藩兵に敗れ、負傷し山崎天王山にて自刃。52年の生涯であった。
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2008年5月31日 HITOSHI TAKANO