愛国百人一首

梅田雲濱

君が代を思ふ心のひとすぢに
   吾が身ありとはおもはざりけり


<愛国百人一首における決まり字>
キミガヨオ
<愛国百人一首における同音の数>
キ音10枚のうちの1
<歌意・鑑賞>
 君が代を思う気持ちが一筋であるがゆえに自分の身のことなどは思いもしない。
 ストレートな歌なので訳さなくても解釈が自然に伝わってくるのではないだろうか。
<コメント>
 通称、源次郎。雲濱は号。「うんぴん」と半濁音で読む。若狭小浜藩士。朱子学を学ぶ。 尊皇攘夷を唱え、諸国の志士と交わり、幕府に警戒され、安政の大獄で、田中河内介、頼 三樹三郎、橋本左内などとともに捕縛される。
 この歌は、江戸に送られるときの歌といわれる。
 享年44歳。

 愛国百人一首も、これで20リンク(5分の1)を達成。
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2008年5月19日  HITOSHI TAKANO