数字が語ること(2)
クイーン戦出場回数
Hitoshi Takano JAN/2010
新年になり、名人戦とクイーン戦の行われる1月となった。というわけで、昨月に続き、
今度はクイーン戦の出場の記録を見てみることにする。
今年のクイーン戦の前のアップなので、昨年の第53期までの記録である。
先月の名人の記録と同じ項目で見ていく。
クイーン戦登場者は34名(名人より2期少ないが、8人多い)で、クイーン獲得者は14名
(名人比+4名)である。
(1)天野千恵子(3期)
(2)大高悦子(1期)
(3)小沢教子(4期)
(4)山下(旧姓:丹治)迪子(3期)
(5)平山(旧姓:椿)芙美子(1期)
(6)宮崎嘉江(3期)
(7)沖美智子(4期)
(8)金山(旧姓:吉田)真樹子(1期)
(9)堀沢久美子(8期、永世クイーン)
(10)北野律子(3期)
(11)渡辺令恵(14期、永世クイーン)
(12)山崎みゆき(1期)
(13)荒川(旧姓:斎藤)裕理(2期)
(14)楠木早紀(5期、永世クイーン、現タイトルホルダー)
*旧姓記載は、改姓後にクイーン戦に登場したケースについて記載した。
永世位は、名人4人に対し3人。防衛経験者は10人中10人の名人に対して14人中10人である。
さて、34人の出場者のうち、1回は16人(名人戦比+6)、2回は5人(名人戦比+3)である。
以下に3回以上の出場者を紹介する。
順位 |
氏名 |
出場回数 |
クイーン位獲得数 |
準クイーン位獲得数 |
1 |
渡辺令恵 |
16 |
14 |
2 |
2 |
堀沢久美子 |
8 |
8 |
‐ |
2 |
山下(丹治)迪子 |
8 |
3 |
5 |
2 |
山崎みゆき |
8 |
1 |
7 |
5 |
沖美智子 |
6 |
4 |
2 |
6 |
楠木早紀 |
5 |
5 |
- |
6 |
天野千恵子 |
5 |
3 |
2 |
6 |
宮崎嘉江 |
5 |
3 |
2 |
9 |
小沢教子 |
4 |
4 |
- |
9 |
荒川(斎藤)裕理 |
4 |
2 |
2 |
9 |
金山(吉田)真樹子 |
4 |
1 |
3 |
9 |
平山(椿)芙美子 |
4 |
1 |
3 |
13 |
北野律子 |
3 |
3 |
- |
3回以上13名は、名人戦比-1である。
次が、予選・挑戦者決定戦勝ち上がり回数である。(挑戦者決定戦がなく、東西予選1位での
クイーン戦は、第4期・第9期・第29期・第32期の4回)
名人戦と同じく3回以上のリストである。
(1)山崎みゆき:7回
(2)山下(丹治)迪子:5回
(3)平山(椿)芙美子:3回
(3)金山(吉田)真樹子:3回
名人戦では8人だったが、半分の4人である。ただ、トップの7回は名人戦でのトップと同じ
回数である。
最後は復位の回数である。名人位では復位を成し遂げたのは3人であったが、クイーン位でも
3人である。
復位1回:天野千恵子
復位1回:山下(丹治)迪子
復位1回:渡辺令恵
名人戦と同じく、クイーン戦の記録からも学ぶべきことは多いことと思う。
今月これから行われる第56期名人戦、第54期クイーン戦でもどのような記録が生まれるか
楽しみである。
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