「数字が語ること」
はじめに
私的「かるた」論の中では、名人戦・クイーン戦というメジャーかつ公開されている記録から数字を拾ってきて、7回にわたって書くことができた。
数字というのは、個人的な記録というものからももってくることができるわけだし、その数字に語らせることも可能ではあるのだが、私的な数字は、他の方に読んでいただく材料としては、あまり面白みがないものである。やはり、メジャーな大会記録や「かるた展望」などの記録から抽出した数字に語ってもらったほうが、興味をもって読んでいただけるであろう。
しかしながら、実際は面白みのある数字が引っ張り出せるかどうかというのは、データの残し方にもよるので、なかなかに難しい。私的な数字のほうが、自分で持っているデータであるだけに料理のしやすさがあるのである。
このテーマをこの後、ふやしていけるかどうかはわからないが、もし、回数が重なっていたら、何かしらのおもしろい素材(データ)が見つかったか、新しい調理方法が見つかったかということと思っていただきたい。
(1)名人戦出場回数
(2)クイーン戦出場回数
(3)名人戦・クイーン戦同一カード数
(4)名人戦の記録から(i)
(5)名人戦の記録から(ii)
(6)クイーン戦の記録から(i)
(7)クイーン戦の記録から(ii)
本文中の競技かるたに関する用語・用字において、社団法人全日本かるた協
会で通常使用する表記と異なる表記がありますが、ご了承ください。
著者
高野 仁
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