祝入学
Hitoshi Takano APR/2004
四月である。
四月と言えば、入学式のシーズンである。
新入生諸君には「おめでとう!」の言葉を送りたい。
四月には、中学や高校、大学では、新入生向けのクラブ勧誘が盛んに行われる。
そういう意味で言えば、様々な競技や種目や技芸への入門のシーズンでもある。
中学でカルタ部のあるところは、まだまだ少ないと思うが、高校になると結構な数の学校にカルタ部があると思う。大学にもカルタ部は増えつつある。カルタに興味を持って、このページを訪れた方は、ぜひぜひ、それぞれの学校で、カルタ部の門を叩いてほしい。
このページは、「慶應かるた会」のページに掲載しているページであるから、大学のカルタ会への入会の勧めをしよう。
最近は、スポーツにしても、文化的種目にしても、小学生の頃からプロを意識しているものが多いような気がする。サッカーや野球、囲碁や将棋などは特にその傾向があると思う。しかし、競技カルタは、大学から始めても、小学生からやっている選手にも伍していける競技であると思う。
もちろん、追いつくまでにはそれなりに練習を重ねて努力はしなければならないが…。
現名人も現クイーンも、前クイーンも小学生の頃から競技カルタを始めているが、前名人の望月は高校からであるし、前々名人の種村は大学からである。種村も望月も慶應かるた会であるが、二人とも在学中に名人戦の挑戦者になっている。大学から始めて、在学中にこうしたタイトル戦挑戦者になったケースは他大でもあるし、こうしたタイトル戦の東日本や西日本の予選上位に食い込む選手もいる。もちろん、A級という四段以上のトーナメント戦でも活躍している選手も多数いる。
高校にしても大学にしても、勉学とともに課外活動も「人格の陶冶」をはかる教育の一環として重視されている。高校の場合は、大学受験を意識すると3年間のうち2年くらいしか打ちこめないかもしれないが、大学の場合だと、やりくりは必要ながらも、3〜4年は競技に集中して時間を割ける環境がある。このあたりが、大学からの開始でも、数年で活躍できる選手を産みだす土壌になっているのだろう。
もちろん、強くなるスピードには個人差がある。大器晩成という言葉は死んではいない。また、それぞれに自分にあった目標の立て方もあるだろう。就職活動の履歴書の特技欄に「競技かるた初段」と書きたいという人もいるし、大学在学中にA級昇級を目指すという人もいる。
大学在学中よりも卒業してから熱心に練習して、強くなる人もいる。
新入生諸君、どうだろうか?
大学に進学したので、いままでやったことのない分野にチャレンジしてみようという方には、是非すすめたい競技である。競技を始めれば、きっとその競技の面白さとカルタ界の面白さに気づくと思う。
(補足)大学入学以前から、競技カルタをやっていた方も、大学から何か新しいものをやってみようという計画が特にないならば、是非、大学カルタ界の雰囲気を味わいにきてほしい。きっと、今までと違った世界を感じることができると思う。
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