また・後輩への手紙(I)
Hitoshi Takano JAN/2015
2015年(乙未)の年頭にあたって
新年あけましておめでとうございます。
2015年をむかえ、手紙シリーズも新シリーズになりました。スタートはTOPIC内で番外を入れて11篇だったので、その後も番外をいれて11篇1クールで、「続」「新」「再」と来ました。さて、次は、なににしようか悩んだところ、團伊玖磨さんがアサヒグラフに連載していた「パイプのけむり」というエッセイの単行本のシリーズがあり、それを参考にさせていただくことといたしました。とりあえず、全27巻のタイトルを以下に紹介します。
1「パイプのけむり」 →2「続パイプのけむり」→ 3「続々パイプのけむり」→ 4「又パイプのけむり」→ 5「又々パイプのけむり」→6「まだパイプのけむり」 →7「まだまだパイプのけむり」 →8「も一つパイプのけむり」→ 9「なおパイプのけむり」→10「なおなおパイプのけむり」→11「重ねてパイプのけむり」 →12「重ね重ねパイプのけむり」→13「なおかつパイプのけむり」 →14「またしてパイプのけむり」 →15「さてパイプのけむり」→16「さてさてパイプのけむり」→ 17「ひねもすパイプのけむり」→ 18「よもすがらパイプのけむり」→19「明けてもパイプのけむり」 →20「暮れてもパイプのけむり」 →21「晴れてもパイプのけむり」→22「降ってもパイプのけむり」 →23「さわやかパイプのけむり」 →24「じわじわパイプのけむり」→25「どっこいパイプのけむり」 →26「しっとりパイプのけむり」 →27「さよならパイプのけむり」
1964年から2000年にかけて27巻におよぶエッセイです。私のほうは1999年から現在でやっと第5シーズンです。團さんは「又」と漢字を使われていますが、私のほうは、漢字ではなく平仮名で「また」とさせていただきました。團さんは、「又」「又々」ときて「まだ」「まだまだ」ですから、「また」を平仮名にしては「まだ」と見間違えやすいというような意図があったのでしょうか?そこらへんはわかりませんが、私のほうは「また」を使わせていただくことにしました。
さて、SFCかるた会のみなさん、慶應かるた会のみなさん、かるた関係のみなさん、本年もよろしくお願いします。今年も、SFCでの練習に参加していただきたいと思っています。
昨年(2014年)のSFC体育館での練習は、練習日26日、44人の参加で122試合でした。一昨年(2013年)との比較で、練習日が2日の減、参加数で13人の増、試合数で18の増です。参加者の増加は、SFC以外からのみなさんの参加のおかげと感謝しております。
次ににSFCかるた会メンバーの昨年の対戦集計を以下に紹介しておきましょう。
|
HT |
KH |
RK |
NH |
KT |
YK |
その他 |
合計 |
HT |
★ |
13-0 |
7-0 |
0-6 |
|
|
7-8 |
27-14 .659 |
KH |
0-13 |
★ |
2-5 |
0-2 |
0-1 |
|
1-2 |
3-23 .115 |
RK |
0-7 |
5-2 |
★ |
0-1 |
|
|
0-3 |
5-13 .278 |
NH |
6-0 |
2-0 |
1-0 |
★ |
|
|
3-0 |
12-0 1.000 |
KT |
|
1-0 |
|
|
★ |
|
4-0 |
5-0 1.000 |
YK |
|
|
|
|
|
★ |
0-3 |
0-3 .000 |
集計の対象者が一昨年の4人から6人に増加しました。来年は、また、メンバーを増やしていきたいですね。会員のみなさんの普及への情熱でよろしくお願いします。まずは、4月の勧誘時期への作戦を考えてほしいところですが、世の中的に「かるた」は正月のものというイメージもあるので、定期試験は迫っているし、各地での大会もありますが、今月も友達を誘うチャンスなのではないかと考えています。
私はといえば、昨年は練習日44日で86試合(55勝31敗)と一昨年比で練習日4日減と15試合の試合数減ということになってしまいました。以下の表をご参照ください。
|
TOTAL |
SFC体育館 |
日吉和室 |
2013年比 |
1〜3月 |
23試合16勝7敗 |
8試合8勝0敗 |
7試合5勝2敗 |
-9試合 |
4〜6月 |
34試合22勝12敗 |
21試合11勝10敗 |
10試合10勝0敗 |
+8試合 |
7〜9月 |
17試合10勝7敗 |
5試合3勝2敗 |
5試合3勝2敗 |
-9試合 |
10〜12月 |
12試合7勝5敗 |
7試合4勝3敗 |
0試合0勝0敗 |
-5試合 |
見ておわかりのとおり、2014年上半期の頑張りに対して下半期がペースダウンしてしまったことが、対戦数減少の原因でした。また、日吉での練習が22試合に対し、SFC体育館での練習が41試合と、ますますSFCが練習のホームグラウンドと化してきています。今年は、もう少し日吉の練習にも顔を出さないと後輩たちに覚えてもらえなくなるのではないかと危惧しています。
昨年と一昨年のデータでの違いは、対A級の対戦数です。2013年は、101試合中12試合が対A級で、11.9%でした。2014年は、86試合中21試合と24.4%ということで、大幅にアップしました。2014年は総対戦中の対A級戦の割合(25.7%)に近づきました。この点は個人としての練習を考える上では、大事なことだと思います。そのかわり、勝率は低くなりましたが、、、
個人で言えば、現在十試合以上の対戦のある選手が94人、五試合以上というと179人、対戦者数が693人です。来年は、これをそれぞれ大台に向けて対戦をふやしていきたいと思っています。一番達成可能なのは、対戦者数700人でしょうか。これも、一歩一歩の積み重ねなので、一足飛びにはいきません。それには、練習環境があることが大切です。実戦練習は対戦者あってのことです。みなさんとの練習こそが大切です。ぜひぜひ、練習相手をよろしくお願いします。
また、SFCは今年(2015年)に開設25周年を迎えます。そして、もし4月に1年生がSFCかるた会に入ってくれば、1年生から4年生まですべての学年にかるた会員がいるということになります。TOTALの人数は少なくとも、各学年にメンバーがいるというのは、会としての充実ぶりを示す指標と考えてもよいのではないでしょうか。3年生、4年生は、就職活動や卒業制作に忙しいかと思いますが、時間をみて練習に来てください。そして、2年生には、活動の中心となって1年生をたくさんいれて、指導できる体制をつくってください。また、日曜練習などの企画も、どんどん現役で実施していっていただければ、私としては大変嬉しく思います。
あらためまして、本年もよろしくお願いします。
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