再・後輩への手紙(6)
Hitoshi Takano SEP/2013
感想戦のあり方
前略 現役のみなさん、いつもご苦労様です。
新入生も半年を経て、みなさんそれぞれ強くなってきたと思いますし、着実に進歩しているようで嬉しく思います。
試合後の感想戦もきっと役に立っていると感じます。
さて、最近感じているのは、自分への反省を含めてですが、少し、上級生から話しすぎていないかなということです。もっと、下級生に自分で考えさせるような感想の言わせ方をすべきではないかなということです。
わたしなども、ついつい気づいたことを下級生より先にべらべらとしゃべるというか、指摘してしまいがちです。それを、下級生に気づかせるように自分で言わせないと結局は本人の納得感や気づきにつながらないのではないかということです。
人に指摘されて、「そうか」と思うことももちろんあるとは思いますが、自分で「ひょっとしたら、こうすればよかったのでは?」と思いつくほうがよりよい指導ではないでしょうか?
すでにそうされている方もいるでしょうが、そうでない方は考えてみてください。
私も「どうだった?」「何か聞きたいことない?」とできるだけ水を向けるようにしています。新入生が半年たったいま、よりそういう方向で感想戦をすすめようと思っています。
そして、下級生のみなさんへのお願いです。上級生と取り終わった後、上級生の発言を待つのではなく、自分から先に感想をいったり、質問したりするようにしましょう。遠慮は無用です。ぜひ、そういう積極性を発揮してください。
きっとそれのほうが、よりよい自分のためになる感想戦になるように思います。
では、また、練習で顔を合わせましょう。
草々
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