TOPIC   "番外編"

2017年の振り返り

〜卒業生のニーズ〜

Hitoshi Takano JAN/2018


 2017年は、1年間を通しての私の仕事の拠点は三田キャンパスであった。仕事終わりの三田水曜練習もほぼ定例化し、水曜日は31回実施、土曜日の三田練習は17回実施された。
 当然のように、三田婦人室での練習が増加した。前年比+44試合の64試合で、この1年だけで過去の婦人室の総試合数48試合を大きく上回った。
 では、2017年の学内の各キャンパスでの練習状況を振り返ってみよう。

場所
試合数
勝敗
勝率
日吉和室
14試合
10勝4敗
.714
日吉部室
1試合
1勝0敗
1.000
三田婦人室
64試合
41勝23敗
.641
SFC体育館
5試合
4勝1敗
.800

 2017年の総練習数は、84試合(56勝28敗.667)で2016年の80試合を上回った。また、練習日数も50日となり、前年度比+14日と大きく増加した。別の見方をすれば、練習会数と練習日数の増加数の差をみれば、一日あたりの練習数は2016年を下回っているということであるが、そのことに甲乙は付けられないだろう。
 日吉は2つの場所なので、合計すると15試合で11勝4敗で勝率は.733となる。前年比マイナス14試合である。SFCは前年比19試合減となった。勤務地ではなくなったのでやむをえないところであろう。2016年は3キャンパスの練習数のバランスがわりととれていたが、2017年は三田偏重となった。
 対戦者数は757名となり、1年間で18名増えた。20名を超えるかと思っていたが残念ながら2名足りなかった。
 練習場所が三田偏重となった影響は対戦者層の変化にも如実に現れている。
 学年別の対戦結果を見てみよう。過去3年を比較をしやすいように並べて記載した。

2015年
対戦数
勝利
敗戦
勝率
 
2016年
対戦数
勝利
敗戦
勝率
 
2017年
対戦数
勝利
敗戦
勝率
対1年生
33
18
11
.545
 
対1年生
29
24
5
.828
 
対1年生
14
11
3
.786
対2年生
17
11
6
.647
 
対2年生
12
6
6
.500
 
対2年生
2
0
2
.000
対3年生
14
12
2
.857
 
対3年生
4
0
4
.000
 
対3年生
0
0
0
-
対4年生
4
3
1
.750
 
対4年生
11
10
1
.909
 
対4-6年
9
7
2
.778
対高校生
7
6
1
.857
 
対高校生
5
2
3
.400
 
対高校生
2
1
1
.500
対中学生
4
4
0
1.000
 
対中学生
1
1
0
1.000
 
対中学生
2
2
0
1.000
対卒業生
10
6
4
.600
 
対卒業生
15
7
8
.467
 
対卒業生
55
35
20
.636

 一目瞭然かと思う。1〜3年生の現役との対戦が減少し、4年生以上がトントン、卒業生が激増となった。
 4年生以上の対戦は、薬学部生に負うところが大きい。6年制の学科では、5年以上は忙しいのだが、芝共立キャンパスから三田キャンパスまでは無理なく歩いて来ることができる距離なので、忙しい勉強の息抜きに土曜の午後の練習や水曜の夜の練習に参加してくれたからである。
 なによりもありがたいのは、土曜日にかぎらず水曜日の仕事帰りにも練習に参加してくれる卒業生の存在である。私の対戦数55が示しているように、卒業生が参加してくれなければこの練習会自体がなりたたない。この一年間を通して感じたのは、卒業生にも卒業生が参加しやすい練習環境が必要だということだ。20人以上の新入生が入会してくる昨今、普段から練習に行って顔を売っていないと、新人からは「この人誰?」という目で見られてしまう。また、久しぶりの 練習参加で、調子がでないうちに1年生に負けてしまったりしたら、ショックは大きい。こんなことを想定してしまうと現役の練習に参加するのはハードルが高くなってしまう。しかし、卒業生中心の練習であれば、同じような環境の選手と練習できるし、見知った顔だから気心もしれている。練習参加のハードルは低いのである。
 これだけ多くの卒業生が時間の都合がつけば練習に参加してくれるというのは、参加しやすい練習会に対しての「ニーズ」があったということだろう。このニーズに応えることができたということは、練習の主催者の一人として嬉しいことである。おかげで、「読手」を担当する回数も格段に増えた、今年の婦人室練習での「読み」の回数は24回となった。自動読上機「ありあけ」の使用が64回だが、私の「読み」の回数は、「ありあけ」使用に次ぐ回数である。こんなに読手をしたのは、平成以降最高だろう。
 下欄の<参考>の対戦表を見ていただければ、三田婦人室での10試合以上の参加者13名の雰囲気がわかるのではないだろうか。

 さて、話題を変えよう。昨年も書いている記録面の報告である。対戦数10試合以上は、二人ふえて98人となった。一方、対戦数5試合以上は一人も増えずに186人のままである。 10試合以上100人、5試合以上200人は通過点としての当面の目標であるが、なかなか遠い道のりである。

 2017年の主な戦績を語りたいところであるが、職域学生大会D級に昨年の成績の関係で出場できず、ここに書けないことは残念である。11月の第4週の第14期慶應職員名人戦では、初の4人出場のトーナメントとなり、優勝することができた。連覇で優勝回数11回となった。来年は強豪が職員として就職することもあり、きびしい戦いとなることだろう。参加者の増加も見込まれ、日程調整に苦労しそうである。
 12月開催の第3回慶應オープントーナメントは、腰痛のため欠場してしまった。過去2回連続出場していただけに残念である。本当に健康管理は難しい。

 さて、私にとって2017年を振り返るとき、大きな出来事は8月末の母の引越しと両親が長らく住んでいた実家の売却である。父が逝去し一人暮らしとなった高齢の母のためのアパート探しと、実家の片付けから売却までの契約等の手続きは、直接的に競技かるたの戦績に関わることではないが、いろいろな意味で影響があったことは確かである。(そういうわけで、私も3年半ほど住んでいた多摩センターの豊ヶ丘団地の実家は人手に渡ったのである。ここでT君と1試合取ったことも懐かしい思い出である。)さらに、母の健康診断や諸検査で、母に胆石やら慢性肝炎などの持病があることがわかり、経過観察でよいという診断ではあるが、母の健康面での懸念も、上記の影響という意味ではその一部である。いずれにしても、これらのことも前に進むための大事な手続き作業であり確認作業であったと考えている。

 2018年も、公私共に前進していきたいと思っている。

< 参 考 >
    2017年 三田婦人室 対戦表  10試合以上
        (2017年1月1日〜2017年12月31日)

 
NE
HT
DT
YK
KO
YA
SN
MS
AS
MM
TO
SI
MK
その他
合計
NE
1-16
0-6
1-3
0-5
1-4
0-3
0-6
1-2
1-1
0-2
1-3
0-1
4-7
10-59 .145
7
HT
16-1
2-4
2-1
1-1
2-3
0-4
1-0
4-0
2-1
0-3
2-0
2-0
7-5
41-23 .641
24
DT
6-0
4-2
2-1
-
1-1
3-0
1-0
1-0
-
-
-
1-0
5-1
24-5 .828
4
YK
3-1
1-2
1-2
1-3
1-1
0-1
0-1
1-1
2-0
1-0
0-1
1-0
1-2
12-15 .444
 
KO
6-0
1-1
-
3-1
0-1
0-3
1-1
1-0
1-0
-
2-0
1-0
3-1
19-8 .703
 
YA
4-1
3-2
1-1
1-1
1-0
-
0-1
2-0
1-0
1-2
-
-
4-0
18-8 .692
1
SN
3-0
4-0
0-3
1-0
3-0
-
1-0
-
1-0
-
1-0
1-0
1-1
16-4 .800
 
MS
5-0
0-1
0-1
1-0
1-1
1-0
0-1
-
-
1-1
2-0
1-0
1-0
13-5 .722
 
AS
2-1
0-4
0-1
1-1
0-1
0-2
-
-
1-0
-
-
-
1-1
5-11 .313
 
MM
1-1
1-2
-
0-2
0-1
0-1
0-1
-
0-1
0-1
-
0-1
0-2
2-13 .133
1
TO
2-0
3-0
-
0-1
-
2-1
-
1-1
-
1-0
1-0
-
0-0
10-3 .769
 
SI
3-1
0-2
-
1-0
0-2
-
0-1
0-2
-
-
0-1
-
0-1
3-10 .231
1
MK
1-0
0-2
0-1
0-1
0-1
-
0-1
0-1
-
1-0
-
-
2-1
4-8 .333
 
     ※ 自動読上機「ありあけ」:64回


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