TOPIC   "番外編"

2019年の振り返り

〜H君の活躍〜

Hitoshi Takano JAN/2020


 2019年,個人的なことでは,還暦を迎えたことである。11月16日(土)に,還暦のお祝いをしていただいた。 ここまで,家族と仲間に支えられて競技活動を続けられてことに感謝する年となった。
 家庭的には,家内が大病し,入院手術ということがあり,退院後も通院治療を続けていることは心配ではある,、日常の生活を続けることの大事さと有り難みを感じた年であった。
 私自身は,坐骨神経痛のようであり,年始と年末に症状がでてしまった。
 2019年も,1年間を通しての私の仕事の拠点は三田キャンパスであり,練習のメイン会場は三田婦人室であった。 三田婦人室での通算練習回数が,SFC体育館での通算練習回数を上回ったのも2019年中のできごとだった。(しかし,三田キャンパスの合計数は,SFCの合計数には達していない。 三田は婦人室のみであるのに対し,SFCはクラブ棟や中高での練習もあるのでそれを加えると,まだSFCのほうが多い。)
 2019年途中で改元があったため、平成31年の戦績は19勝3敗、令和元年の戦績は、46勝12敗となったのも2019年ならではの数値と言えるだろう。
 水曜日は前年比マイナス5の19回(試合数35)実施、土曜日の三田練習は前年比マイナス1の18回(試合数115)実施された。 なお,昨年2回実施の日曜の開催はなかったが,その他の曜日は木曜日3回(試合数3),金曜日1回(試合数2)と開催があった。
 私個人の暦月での連続競技記録(月単位で最低1回はかるたを取る)は6月の125か月連続で途切れそうになったが,7月31日のぎりぎり1試合で記録がつながっている2019年いっぱいで131か月連続となっている。
 では,2019年の学内の各キャンパスでの私の練習状況を振り返ってみよう。

 
 
2017年
 
 
 
2018年
 
 
 
2019年
 
 
場所
 
試合数
勝敗
勝率
 
試合数
勝敗
勝率
 
試合数
勝敗
勝率
日吉和室・部室
 
15試合
11勝4敗
.733
 
12試合
6勝6敗
.500
 
0試合
――
三田婦人室
 
64試合
41勝23敗
.641
 
61試合
42勝19敗
.689
 
67試合
59勝8敗
.881
SFC体育館
 
5試合
4勝1敗
.800
 
6試合
6勝0敗
1.000
 
3試合
3勝0敗
1.000


 2019年の総練習数は,80試合(65勝15敗.813)【昨年85試合(57勝28敗.671)】で前年比マイナス5試合だった。 また,練習日数は47日【昨年50日】となり,前年度比マイナス3日であった。
 日吉はとうとう0試合【昨年12試合】で,練習に参加することはなかった。前年比マイナス12試合である。 今年も新入生が多く,さらに定着率が高いため,練習参加には事前登録等も必要で,手狭な日吉の練習スペースを現役に充分に使ってほしいという観点から,日吉には顔を出さなかったことによる。 これもまた,やむをえない。
 SFCは、高等部が近江神宮出場をかけた予選会のための練習会の開催が4月にあったことに伴う練習数である。残念ながら県予選で敗退してしまった。 そうそう毎年は出場できない。いまさらながら毎年出場している高校はすごいと思う。毎年メンバーが入れ替わる中,チーム作りの難しさを感じる。 さて,そういうわけで体育館では前年比マイナス3試合となった。中高の交際交流室で2試合(1勝1敗)とっているので,それを足せば5試合で,SFC練習全体で言えば,前年比マイナス1試合となる。 見てのとおり2019年も前年度・前々年度同様、三田偏重の練習となった。
 対戦者数は777名【昨年772名】となり、1年間で5名増えた。日吉の練習に行っていないため,数字の伸びは少なかった。 外部練習は、2試合で,前年比でプラスマイナスゼロであった。対A級の対戦者数は249名となり、250の区切りまであと1名となった。
 練習場所が三田偏重であった影響は対戦者層の変化にも如実に現れている。
 学年別の対戦結果を見てみよう。過去4年を比較をしやすいように並べて記載した。

2016年
対戦数
勝利
敗戦
勝率
 
2017年
対戦数
勝利
敗戦
勝率
 
2018年
対戦数
勝利
敗戦
勝率
 
2019年
対戦数
勝利
敗戦
勝率
対1年生
29
24
5
.828
 
対1年生
14
11
3
.786
 
対1年生
9
6
3
.667
 
対1年生
0
0
0
――
対2年生
12
6
6
.500
 
対2年生
2
0
2
.000
 
対2年生
3
2
1
.667
 
対2年生
1
0
1
.000
対3年生
4
0
4
.000
 
対3年生
0
0
0
-
 
対3年生
8
2
6
.250
 
対3年生
0
0
0
――
対4-6年生
11
10
1
.909
 
対4-6年生
9
7
2
.778
 
対4-6年生
1
1
0
.778
 
対4-6年生
0
0
0
――
対高校生
5
2
3
.400
 
対高校生
2
1
1
.500
 
対高校生
3
3
0
1.000
 
対高校生
4
3
1
.750
対中学生
1
1
0
1.000
 
対中学生
2
2
0
1.000
 
対中学生
3
3
0
1.000
 
対中学生
1
1
0
1.000
対卒業生
15
7
8
.467
 
対卒業生
55
35
20
.636
 
対卒業生
57
39
18
.684
 
対卒業生
70
57
13
.814

 一目瞭然かと思う。卒業生の比重が高いのは昨年とかわらない。
 三田婦人室の練習が中心だったので,必然的にこうなってしまったと言わざるをえないだろう。 このうち、KH君とは28試合、TT君とは8試合、ASさんとは7試合、NE君とは6試合と5試合以上対戦のこの4人で49試合と1年間の練習数の6割を超えている。
 さて、話題を変えよう。昨年も書いている記録面の報告である。対戦数10試合以上は、3人ふえて102人【昨年99人】となった。100人のメモリアルをやっと超えることができた。 一方、対戦数5試合以上は3人増えて191人【昨年188人】となった。 10試合以上100人、5試合以上200人は通過点としての当面の目標であったが、10試合のほうはついに達成できたが、5試合のほうは残り一桁になったもののまだまだという感じである。

 2019年の主な戦績として、職域学生大会は,種々の事情により欠場となってしまった。目標の30回出場まであと1回,そして職域百戦まではあと3試合で足踏みしている。

 2015年から2017年の3年間開催された慶應オープントーナメントは会場が確保できず、2018年に続いて2019年も開催できなかった。 運営のノウハウの継承の意味でも2年連続の非開催は残念である。2020年こそは第4回を実施してほしいものだ。 個人的には、慶應オープンに出場することは、モチベーションの一つになっている。

 そして恒例の第16期慶應職員名人戦は、10月5日に開催された。今年も5人出場のトーナメントとなった。 トーナメントの結果,NH君が昨年に続いて連覇を遂げた。私は決勝で破れ、準優勝となった。
 ちなみに3人の参加で争っていた時には考えていなかったが,5人の参加があり,第三位決定戦が機能するようになったため,第三位のカップが制作された。 大会終了後の11月となってしまったが,還暦記念の御礼と記念の品として私から寄贈させていただいた。

 慶應かるた会の現役では,大学選手権の大学代表の部でのAYさんの優勝と,団体戦での慶應義塾大学の優勝が令和元年の特記事項である。
 また,慶應義塾教職員かるたチームにおける特筆事項は,NH君の名人戦予選での活躍である。東日本予選で優勝し,11月17日にはかるた記念大塚会館での,挑戦者決定戦に臨んだ。 対戦相手となるのは,西日本代表の岸田諭元名人。30代も半ばになり,円熟味を増し,虎視眈々と復位を目指す強豪である。
 第一試合,相手にリードを許すも7枚対7枚で,これからという試合展開となる。なんとここから8枚差で勝利を収める。
 第二試合,序盤から相手にリードを許し,先行逃げ切りをされてしまい,9枚差で敗退。
 決勝の第三試合,序盤にリードを許すも終盤には追いつき,逆転また逆転のシーソーゲーム。2枚対2枚では,双方,右下段に固める中,相手に先にリーチをかけられる。 そこから,1枚対1枚の運命戦。カラ札が続くが,99枚目に読まれたのは,敵陣の札であった。
 1枚差で惜しくも挑戦権を逃したものの,3戦目は好試合との評価を受け,両者の健闘には惜しみない拍手がおくられた。
 残念な結果に終わったが,捲土重来を期してほしいし,慶應義塾教職員かるたチームの仲間として,H君の活躍は他のメンバーにも励みになった。 ただ,NH君の練習相手として,私を含めまだまだメンバーは力不足である。彼の練習相手として充分に役立つよう,メンバーも頑張らなければならいだろう。

 最後に,メインの練習会場である三田婦人室の設備の変化についても記載しておこう。
 備え付けのソファーとテーブルが入れ替えられた。ソファーは一部の破れ目から綿がはみ出していたし,ひじ掛けがグラグラしていたが,他部署のおさがりではあるが 破れもなく,グラグラもないものに替えてもらうことができた。また,やたら古くて重い,天板も一部に反りがでて平らではなくなっていた2台のテーブルも, キャスター付きで,収納の際に畳めるタイプのテーブルに替えてもらうことができた。畳めるタイプゆえに天板に多少のガタつきもあるが,今までのものに比べれば雲泥の差である。 その他,札から障子等を守る防護用衝立も追加したし,鍵をかけておくフックも導入した。(以下の写真参照)
 こうした環境の変化も今年の振り返りとして記録に留めておきたい。

ソファ
長テーブル
札防御衝立
鍵用フック

 2020年も,歩みは遅くあろうとも公私ともにさらなる進歩を遂げていきたい。

 なお、サブタイトルのH君の活躍は、ひとつは、NH君の活躍である。そして、もうひとつは、KH君が三田婦人室練習と私との練習で果たしてくれた貢献という活躍である。 NH君のメジャーな活躍は素晴らしいが、地味ながらKH君の練習への貢献と大会でのD級4位初入賞という活躍も記録にとどめたく同姓の二人へのエールとしてサブタイトルとさせてもらった。


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