2019年の総練習数は,80試合(65勝15敗.813)【昨年85試合(57勝28敗.671)】で前年比マイナス5試合だった。
また,練習日数は47日【昨年50日】となり,前年度比マイナス3日であった。
日吉はとうとう0試合【昨年12試合】で,練習に参加することはなかった。前年比マイナス12試合である。
今年も新入生が多く,さらに定着率が高いため,練習参加には事前登録等も必要で,手狭な日吉の練習スペースを現役に充分に使ってほしいという観点から,日吉には顔を出さなかったことによる。
これもまた,やむをえない。
SFCは、高等部が近江神宮出場をかけた予選会のための練習会の開催が4月にあったことに伴う練習数である。残念ながら県予選で敗退してしまった。
そうそう毎年は出場できない。いまさらながら毎年出場している高校はすごいと思う。毎年メンバーが入れ替わる中,チーム作りの難しさを感じる。
さて,そういうわけで体育館では前年比マイナス3試合となった。中高の交際交流室で2試合(1勝1敗)とっているので,それを足せば5試合で,SFC練習全体で言えば,前年比マイナス1試合となる。
見てのとおり2019年も前年度・前々年度同様、三田偏重の練習となった。
対戦者数は777名【昨年772名】となり、1年間で5名増えた。日吉の練習に行っていないため,数字の伸びは少なかった。
外部練習は、2試合で,前年比でプラスマイナスゼロであった。対A級の対戦者数は249名となり、250の区切りまであと1名となった。
練習場所が三田偏重であった影響は対戦者層の変化にも如実に現れている。
学年別の対戦結果を見てみよう。過去4年を比較をしやすいように並べて記載した。
一目瞭然かと思う。卒業生の比重が高いのは昨年とかわらない。
三田婦人室の練習が中心だったので,必然的にこうなってしまったと言わざるをえないだろう。
このうち、KH君とは28試合、TT君とは8試合、ASさんとは7試合、NE君とは6試合と5試合以上対戦のこの4人で49試合と1年間の練習数の6割を超えている。
さて、話題を変えよう。昨年も書いている記録面の報告である。対戦数10試合以上は、3人ふえて102人【昨年99人】となった。100人のメモリアルをやっと超えることができた。
一方、対戦数5試合以上は3人増えて191人【昨年188人】となった。
10試合以上100人、5試合以上200人は通過点としての当面の目標であったが、10試合のほうはついに達成できたが、5試合のほうは残り一桁になったもののまだまだという感じである。
2019年の主な戦績として、職域学生大会は,種々の事情により欠場となってしまった。目標の30回出場まであと1回,そして職域百戦まではあと3試合で足踏みしている。
2015年から2017年の3年間開催された慶應オープントーナメントは会場が確保できず、2018年に続いて2019年も開催できなかった。
運営のノウハウの継承の意味でも2年連続の非開催は残念である。2020年こそは第4回を実施してほしいものだ。
個人的には、慶應オープンに出場することは、モチベーションの一つになっている。
そして恒例の第16期慶應職員名人戦は、10月5日に開催された。今年も5人出場のトーナメントとなった。
トーナメントの結果,NH君が昨年に続いて連覇を遂げた。私は決勝で破れ、準優勝となった。
ちなみに3人の参加で争っていた時には考えていなかったが,5人の参加があり,第三位決定戦が機能するようになったため,第三位のカップが制作された。
大会終了後の11月となってしまったが,還暦記念の御礼と記念の品として私から寄贈させていただいた。
慶應かるた会の現役では,大学選手権の大学代表の部でのAYさんの優勝と,団体戦での慶應義塾大学の優勝が令和元年の特記事項である。
また,慶應義塾教職員かるたチームにおける特筆事項は,NH君の名人戦予選での活躍である。東日本予選で優勝し,11月17日にはかるた記念大塚会館での,挑戦者決定戦に臨んだ。
対戦相手となるのは,西日本代表の岸田諭元名人。30代も半ばになり,円熟味を増し,虎視眈々と復位を目指す強豪である。
第一試合,相手にリードを許すも7枚対7枚で,これからという試合展開となる。なんとここから8枚差で勝利を収める。
第二試合,序盤から相手にリードを許し,先行逃げ切りをされてしまい,9枚差で敗退。
決勝の第三試合,序盤にリードを許すも終盤には追いつき,逆転また逆転のシーソーゲーム。2枚対2枚では,双方,右下段に固める中,相手に先にリーチをかけられる。
そこから,1枚対1枚の運命戦。カラ札が続くが,99枚目に読まれたのは,敵陣の札であった。
1枚差で惜しくも挑戦権を逃したものの,3戦目は好試合との評価を受け,両者の健闘には惜しみない拍手がおくられた。
残念な結果に終わったが,捲土重来を期してほしいし,慶應義塾教職員かるたチームの仲間として,H君の活躍は他のメンバーにも励みになった。
ただ,NH君の練習相手として,私を含めまだまだメンバーは力不足である。彼の練習相手として充分に役立つよう,メンバーも頑張らなければならいだろう。
最後に,メインの練習会場である三田婦人室の設備の変化についても記載しておこう。
備え付けのソファーとテーブルが入れ替えられた。ソファーは一部の破れ目から綿がはみ出していたし,ひじ掛けがグラグラしていたが,他部署のおさがりではあるが
破れもなく,グラグラもないものに替えてもらうことができた。また,やたら古くて重い,天板も一部に反りがでて平らではなくなっていた2台のテーブルも,
キャスター付きで,収納の際に畳めるタイプのテーブルに替えてもらうことができた。畳めるタイプゆえに天板に多少のガタつきもあるが,今までのものに比べれば雲泥の差である。
その他,札から障子等を守る防護用衝立も追加したし,鍵をかけておくフックも導入した。(以下の写真参照)
こうした環境の変化も今年の振り返りとして記録に留めておきたい。