TOPIC   "番外編"

練習再開

〜呼吸としての“かるた”〜

Hitoshi Takano Oct/2020


 前回は6月に、新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた練習会のガイドラインについて書かせていただいた。→Click!
 これをもとに慶應義塾教職員かるた会の練習会の再開に向けて、タイミングを計っていたが、東京都の感染状況で200人越えが数日続くことも多く、なかなか 再開の決断ができずにいた。
 個人的には8月下旬に実験的再開で、下記の対策の上、1組のみの練習会を試行しようと思っていたが、見送らざるをえなかった。

-------------------- 慶應義塾職員かるた会の予防対策 --------------------

【 練習再開の際の注意事項 】

1.練習日には自身で検温を行い、発熱のある場合は参加しない。
2.マスクを着用する。(マスクは試合中も使用)
3.換気を行うため、ドアと窓は原則として練習中も開放する。
4.毎試合、着席の前に手指消毒を行う。
5.試合単位の組と組の距離を約2mは空ける。(参加人数制限あり)
6.「読み」は、「自動読上機」を用いる。
7.「はいった!」等を含め、掛け声全般を禁止する。
8.素振り時の「畳叩き」を禁止する。
9.接触状況把握のため、対戦記録・見学記録の記入を必須とする。
10.その他、(一社)全日本かるた協会のガイドラインに従う。

<番外> 練習会前後の会食や会の懇親のための食事会は自粛する。

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 8月下旬の再開は見送ったとはいえ、三田キャンパスも10月1日の秋学期の授業再開から、オンライン(オンデマンド)授業をベースにしながらも、 研究会等の一部の少人数の授業はオンキャンパスの対面授業を実施することになるので、10月以降に備えて、9月中には練習会を試行してみようと 思っていた。ネックは、学外者扱いとなる卒業生のキャンパス入構である。原則はNGなので、事前の届け出と当日の警備室での検温と記帳が必要となる。
 そこまでは、予測していたが、現実に試行してみたら、警備室から内線電話で申請者の私に確認がはいったことは想定外であった。
 試行してみてよかったと思う点である。10月以降の対応に変化がないとすれば、卒業生の入構は検討課題となる。
 上記のように9月の水曜の夜と土曜の日中に1試合・1組の練習運営の試行を行った。4月〜8月の丸5か月の自粛を経ての練習であった。
 以前にもこの程度の練習の空白期間は経験しているので、問題点はわかってはいたが、案の定、暗記、払い、感じ等に違和感を感じる練習となった。
 ただ、今までの長期の練習空白は、家庭の事情や仕事の都合等で、参加できる練習会自体は存在し、多少無理をしてその気になりさえすれば練習は可能であった。
 今までと今回との違いは、まさにこの点であり、今回は「私が参加できる練習会自体が存在していなかった」わけである。
 この9月の練習試行を通して、「かるた選手にとって、かるたの練習は、呼吸のようなものだ」と感じた。
 練習をできずにいた期間の酸欠状態から、練習によって、やっと呼吸ができたような感覚を感じたのだ。マスクをしての練習は、試合途中で息苦しく感じることも多々あったが、それでも「かるたという『息』をしているのだ」という感覚は新鮮だった。

 かるた選手にとっての呼吸のため、10月からは新型コロナウイルスの感染状況の様子を見ながら、予防対策を充分にとって、段階的に少しずつ練習会を運営していきたいと考えている。

 多少、とりとめのない文章になったが、まずは教職員の会員を中心に土曜(第一・第三)をベースに案内を出していくので、予防対策を遵守して参加いただければ幸いである。

【追記】 第17回「職員名人戦」は、2020年度分として2021年の4月もしくは5月に延期し、2021年度分は秋以降に実施する予定でいる。もちろん、その時々の感染状況などの社会の様子を確認しながら実施の可否を判断するものとする。


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