TOPIC   "番外編"

練習の新しい日常?

〜COVID-19禍〜

Hitoshi Takano Jun/2020


 (一社)全日本かるた協会から、「新型コロナウイルス感染下での練習会再開ガイドライン」が発表された。
 タイトルにツッコミを入れれば「感染下」ではなく「感染拡大下での」もしくは「感染予防のための」というのが適切のようにも感じる。
 「かるた界からクラスター・感染者を出さないことを目的として、地域の実情に応じた活動をお願いします。」ということで、以下のように基準が設けられている。

1.感染防止にあたっての基本的対策
(1)健康管理表(体温・自覚症状の有無を記録)により毎回の練習会前に確認し、発熱や体調不良の自覚症状がある者を練習会に参加させないことを徹底する。
(2)手洗いは練習会前だけでなく、頻繁に行うこと。
(3)マスクは当面必須とする。
(4)換気は十分に行うこと。
(5)練習後は自宅に直帰させる。

2.段階別の練習方法
段階1 (対戦形式の練習は回避)
○社会状況:緊急事態宣言解除、外出規制の緩和、地域での感染は低下傾向
○練習方法
・集合しての練習は単独練習のみ可(対戦形式の練習は不可)
・人数制限:畳4枚で1人
・練習時間:1〜2時間/日程度
・マスク着用、練習前後に手の消毒
・10分ごとの換気
・読みはありあけ等機械使用
・札の使いまわしはしない(同じ札を同日で複数人が使用しない)

段階2 (対戦形式による練習)
○社会状況:外出規制は特定地域への移動に限定されている、地域内感染は大幅減少
○練習方法
・対戦しての練習可。但し1試合を暗記時間含め1時間程度に収める。
・人数制限:畳6枚で2人
・練習時間:2〜3時間/日程度
・マスク着用、練習後に手の消毒
・10分ごとの換気
・読みはありあけ等機械使用
・札の使いまわしはしない(1試合毎に札は取り替える)

段階3 (従来形式に近い練習)
○社会状況:外出規制は全面解除、地域内感染ゼロ状態が一定期間持続している
○練習方法
・通常の練習
・練習人数:畳3枚で2人
・練習時間:3〜4時間/日
・マスク着用を奨励(義務なし)、練習前後に手の消毒
・試合ごとの換気
・読みは飛沫対策をとった上での読唱を容認
・札の使いまわしはしない(1試合毎に札は取り替える)

 全日本かるた協会のこうしたガイドラインの発表は、再開を悩む各団体にとって、そしていろいろ独自のガイドラインを考えていた我々にとっても、たいへんありがたいことであるし、協会としての責任を果たしているものと感じる。
 なお、私としては、これを機に以下の二つのガイドラインも設けてほしいと願うものである。
 段階1〜段階3のすべてに共通で、
☆ 掛け声の禁止(団体戦の掛け声、個々の試合の「入った!」などの掛け声など)
☆ 試合2分前の暗記の際の畳を叩くことの禁止と読みのインターバルの際の素振りなどで畳を叩くことの禁止
 である。
 前者は、「飛沫拡散の防止」であるのはご理解いただけるものと思う。マスクをしているから大丈夫という方もいるかもしれないが、念には念を入れるということで是非お願いしたい。
 後者は、直接的にコロナ感染対策になるのかはわからないが、手指消毒を励行する観点からいえば、畳と手の不要の接触は避けたほうがよいという思いからである。これも念には念を入れるの類かもしれないが是非お願いしたい。

 通常に戻れば、これらの禁止も解かれて、今までどおりになるかもしれないが、この新たな日常の練習において、「このほうがいい」と思われて、定着するルールも生じるかもしれない。
 いずれにしても、はやく新型コロナウイルス禍が収まってくれることを願うのみである。

-------------------- <参考> 慶應義塾職員かるた会の予防対策 --------------------

【 練習再開の際の注意事項 】

1.練習日には自身で検温を行い、発熱のある場合は参加しない。
2.マスクを着用する。(マスクは試合中も使用)
3.換気を行うため、ドアと窓は原則として練習中も開放する。
4.毎試合、着席の前に手指消毒を行う。
5.試合単位の組と組の距離を約2mは空ける。(参加人数制限あり)
6.「読み」は、「自動読上機」を用いる。
7.「はいった!」等を含め、掛け声全般を禁止する。
8.素振り時の「畳叩き」を禁止する。
9.接触状況把握のため、対戦記録・見学記録の記入を必須とする。
10.その他、(一社)全日本かるた協会のガイドラインに従う。

<番外> 練習会前後の会食や会の懇親のための食事会は自粛する。


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