TOPIC "番外編"
ガングリオンと腱鞘炎
〜手首の違和感〜
Hitoshi Takano OCT/2021
今春、左手の甲の手首寄りの部分に違和感を感じた。丸くプックリと直径1センチ弱だろうかふくらみがあるのだ。
痛みはないが、競技かるたの構えをすると身体の支えとなる左手首を曲げてつく形になるので、「?」と感じるくらいには意識されるのだ。
しばらく様子を見ていたが、原因不明なので、5月の連休明けに近所のかかりつけ医に行くことにした。
そこは、内科・皮膚科・リハビリ科なので、皮膚科の症状と思ったからだ。
そうしたら、近隣の総合病院の整形外科を紹介された。診断結果は「ガングリオン」というもので、
医師は「WEBで検索するとすぐに出てくるよ」と言っていた。
「自然に消えることもあるので。経過観察しましょう。大きくなって気になるようなら、
針を刺して処置するので、また来院してください。」とのことだった。
WEBで検索してみると、芸能人などで、簡単な手術をしているケースもあり、ひょっとすると自分も受けることになるのかなという思いになった。
素人の説明よりも「日本整形外科学会」のWEBSITEを参照していただこう。
[ガングリオン]
東京都に緊急事態宣言発出中は、練習もないので左手首を構えの時につくこともなく、気にとめることもなくなっていたところ、
7月の月末近くになって、「ガングリオン」が消えていることに気づいた。どうやら、自然に消えたようだ。
「ホッとした。」という気持ちが正直なところであった。
さて、9月になっても延長を重ねている緊急事態宣言の状況は変わらず、競技かるたの練習も2か月以上お休みになっている中、
中旬になって、ふと、右手首と右手親指の付け根に痛みを感じた。
一過性のものならば、しばらく放っておいても、痛みは引くだろうと様子を見ることにした。4日ほどしても痛みが引かない。
原因を考えたが、突き指のような物理的衝撃を受けた記憶はないし、何故だろうと思いつつ、手首・親指サポーターを購入し、装着してみた。
付けていると少し和らぐ感覚はあるし、意識するので変な指の使い方、力の入れ方で「いたっ!」と思う回数は減った。
一週間ほどして、「ひょっとして、腱鞘炎かもしれない」と思いだした。ボールペンで文字を書くときに「あれっ?」と思う痛みを感じたからだ。
痛くなるしばらく前に、使い慣れないボールペンで非常に小さな字で、A4用紙一杯に会議の記録を取ったことを思いだしたのだ。
その時と同じボールペンを使ったことで、記憶がよみがえったのだ。
ボールペンを使うとついつい筆圧が高くなってしまい、長時間筆記したあとは、親指の付け根に痛みを感じるのである。
おそらく「腱鞘炎」であろうと思いつつ、別の要因があると嫌だなとの心配から、仕事休みの土曜日に近所の整形外科に行った。
結果は案の定と言うべきか、「典型的な腱鞘炎ですね」ということであった。
医師からは、シップ薬を出され、市販のサポーターはそのまま使用してよいということだった。
ちなみに、この日は理学療法で、超音波というのとレーザーという治療を行った。
どちらも初めての体験だった。私の症状についても、「日本整形外科学会」のWEBSITEを参照していただこう。
[腱鞘炎]
9月末で緊急事態宣言が解除というので、練習は再開になる。
しかし、いかんせん、利き手の右手なので、払いのあとに畳をたたくと痛みを感じ、払いの際のスナップの利かせ方次第では、やはり痛みにつながる。
練習で相手の手と交錯した際の衝撃を考えると、少々というか大いに不安が残る。
せっかくの練習案内には、「腱鞘炎につき欠席」と書かざるをえなかった。
現在は、日々、少しずつではあるが、快方に向かっているという感覚がある。
無理は禁物であるが、少し手首と親指を休ませて、はやく練習に復帰したいと思っている。
緊急事態宣言下の両手首の災難の一コマの紹介になってしまった。
みなさんも手首の違和感には注意してほしい。そして、早めに診察を受けられることをおすすめする。
【追伸】接骨院の院長の話では、腱鞘炎の痛みがなくなるにはおそらく半年くらいかかると思いますとのことだった。(「ウ〜ン、つらい!」)
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