インドへの手紙(III)

Hitoshi Takano   Jul/2015

競技用取札インドへ渡る



前 略 S君、E-Mailのやりとりをありがとう。
 君とのメールのやりとりをベースに「かるたの要諦十か条」の英語版の各条ごとに、解説のリンクをはることにしました。すべての解説が終わったら、完成となります。S君とのメールのやりとりが大元ですし、若干表現はかえても、ほぼS君対象という想定のもと、問答形式に近い書き方なので、人によっては読みにくいと思いますが、e-mailのやりとりのライブ感を味わってもらえればよいと思います。
 何にもまして、私の英語が下手なので、お困りになるかたも多いと思いますが、上記の状況をふまえおゆるしいただければと思います。
 また、初心者の方が読まれると、用語などでわからない点が出てきてしまうかもしれません。S君のようにある程度、日本語を学び(といっても、平仮名・カタカナのみのようですが)、かるた用語を理解している人を対象にしてしまっておりますのでご容赦いただくしかないですね。身近な少し詳しい人に解説してもらうのがよいでしょう。S君もインド国内のお仲間に紹介するときは解説してあげてください。。

 ムンバイの北東50kmのカリヤーン市で、マラーティー語を使っている人物と、よもやかるたで交流するとは思ってもみなかったことです。これも、何かのご縁ですね。
 S君も含めて7人の仲間がいるといっても、インド各地に散っているようですし、きちんとプレイできるのはS君だけのようですね、ひとり練習しかしていないのに、よく動画のレベルまで練習できたものと感心しています。「ちはやふる」のアニメ動画を字幕つきで見たことがきっかけということですが、リサーチ能力も素晴らしいと思います。近くの市に75首覚えた仲間がいるそうですから、ぜひ、対人練習もしてください。

 私が送った、競技用の取札は、3週間かかって届いたようでほっとしています。EMSの範囲圏外というのは困りましたが、、、。今まで練習に使っていたお手製の札も大事に取っておいてください。

 さて、今後のS君の練習について、一番いいのは、日本の大学に留学して四年間みっちり練習することですが、いろいろな状況がゆるさないのでしょうか?
 日本への留学を期待しています。まずは、短期でもいいので、来日してみてはどうでしょうか。
 では、また。
草 々


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