LETTER-Senpai-bangai

先輩への手紙(番外編4)

Hitoshi Takano Apr/2022


前略  ご無沙汰しております。

 2022年度(令和4年度)、新年度の開始です。
 新年度開始にあたって、いくつか報告しておくことが出来ました。

 ひとつは、人事異動で職務がかわることになりました。三田キャンパスの中での異動ですが、 執務場所は、塾監局から西館に変更になりました。
 前の職務は2年弱で、コロナ禍の時期ともろかぶりでした。コロナだけでなく職務上は様々な事案のあった期間でした。また、異動の前には、 ロシアとウクライナの戦争が勃発し、福島県沖を震源とする地震が起きて(我が家も停電しました)、社会情勢としても落ち着かない日々が続きました。 このような中で、自分なりに精一杯務めさせていただきました。 志なかばでやり残したこともありますが、次に与えられた立場で新たな業務に携わっていきたいと思いますし、 コロナの収束はまだまだ見えませんが、心機一転がんばります。

 もうひとつは、職域・学生かるた大会の実行委員を退任したことです。
 2018年5月19日の職域連盟の練習会のあとの総会で選ばれて、2022年3月末までの4年弱、職域連盟を代表する枠での委員を務めさせていただきました。 そのうち、半分の期間はコロナ禍で大会を開催できない状況でしたが、委員会としては開催の可能性に向けてギリギリまで検討して苦渋の決断をせざるをえませんでした。 会長はじめ、各委員のみなさんには大変お世話になりました。
 委員としての最後の仕事として、規定の改定に寄与できたことは良かったと思います。
 委員をしていて感じたことは、ボランティアベースの運営の中で、大学生とその少し上の若手世代を中心としたマンパワーの有難さです。
 特に大学生は、チームとしても大きなボリュームを占めているので、ここの二ーズをどう理解し、それに応えることの重要性を感じました。
 還暦を過ぎた年齢は、過去の経験こそあっても、若手世代との接点が少なく、充分に個人として若手ニーズを汲み上げられないという忸怩たる思いにさいなまれました。
 もちろん、職域連盟という職場チームの立場というものもあり、少数派の年配層のニーズを代表することも大事ですが、斯界全体をみたときに、 過去の経験がともすれば保守的な結論に向かいやすくなるようにも感じていました。 時代背景の変化や時代のニーズに応えた自由な発想は、やはり若い選手としての中心層の方々の発想力には及ばないと思います。
 委員会全体としてのバランスを取る意味で、私のような年代の人間がいることには意義があったと思いますが、世代交代を含めて、 若い方が後任として選ばれたことを嬉しく思っています。

 さらに、おまけの報告です。まったく個人的なことですが、2004年末から払い続けてきた住宅ローンの繰り上げ返済を行い、この3月の支払いをもって終了したことです。 足かけ19年に渡る返済でしたが、これも一つのけじめがついたような感じで、ホッとしています。 マンションですので、これからも管理費と駐輪場代、修繕積立金が毎月かかりますが、ローンの返済金額を考えれば、これだけで済むので毎月の経済的負担は楽になります。

 三点ほど報告をしましたが、今年度も、精一杯、仕事にかるたに頑張りたいと思っています。
 コロナ禍など、見通しはわかりませんが、与えられた条件の中で、かるたの練習も継続していくつもりです。引き続きよろしくお願いいたします。
草々

次の手紙へ        前の手紙へ

手紙シリーズのINDEXへ


トピックへ
慶應かるた会のトップページへ
HITOSHI TAKANOのTOP PAGEへ

Mail宛先