"指導"の方法論
大学かるた会は、新陳代謝がはやい。
毎年4月になると新入生が入学し、3月には卒業生を出すからである。最近では秋入学・秋卒業もあるからなおさらだが、
1年単位でメンバーが入れ替わるからである。学部によっては6年課程もあるが、だいたいは4年で卒業するのだから単純計算でも、25%が毎年入れ替わるのである。当然といえば当然だ。
高校は3年間なのでもっと早い。単純化すれば、3分の1が毎年入れ替わる。しかし、部活は2年までということで、受験体制を組んでしまい3年生の4月には部活引退とかいうと実質半分の入れ替わりである。そう考えると中高一貫(6年間)のところはまだまだ余裕があるように思えてくる。
なんにしても、この入学と卒業のサイクルで、人の入れ替わりがおこるというのは、学校という組織の宿命なのである。
当然のごとく初心者の新入生には先輩が指導をする。指導する先輩たちも試行錯誤し、悩みもする。特に新入生の一つ上の学年の立場のなりたてほやほやの先輩というのは、楽しみ半分、不安半分といったところではないだろうか。
というわけで、なにか指導する際の不安や悩みの解決のヒントにでもなればと、書いたものが以下のシリーズである。
お読みいただければ幸いである。
"指導"の方法論(1) 〜映像利用〜
"指導"の方法論(2) 〜単純化の功罪〜
"指導"の方法論(3) 〜言語化を考える〜
=== 参考 ===
新人指導論
本文中の競技かるたに関する用語・用字において、
一般社団法人全日本かるた協会で通常使用する表記と異なる表記がありますが、
ご了承ください。
Auther
高野 仁
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