TOPIC   "番外編"

職域・学生大会改革私案

Hitoshi Takano JAN/2012


 皆さんご存知のとおり、職域・学生大会は、参加チームが増え、運営が厳しくなっている。特に 入口のE級は、優先順位をつけチーム数制限をしなければならない状況である。そう考えると、運営 方法を変えざるをえないというところまで来ている。
 そういうわけで、運営についての改革私案を提案してみたいと思う。

提案内容

 夏の大会をE級のみとし、その結果をもってD級昇級チームを決定し、春の大会でA〜D級の試合を 行う。すなわち、夏・春でワンセットとして1回の大会と考えるということである。
 この二分割により、E級も現状でなら参加希望チームの出場を断ることもなくなると予測されるし、 A〜D級の参加チームを増加させることが可能である。
 A〜D級のみとなれば、今のキャパシティであれば16チームを増やすことが可能である。すなわち、 8チームで1階級もしくは1ユニットできるのでので、現状であれば二つのユニットをつくることが できるのである。ただし、あまり、階級をふやすとTOPのクラスにいくまでに時間がかかりすぎる ことになる。それを考えると、A〜D級の4階級をこれ以上ふやすのはやめたほうがよいだろう。
 そこで次のように提案する。

【現行】
A級:1,B級:1,C級:1,D級3の6ユニットの48チーム
【改革提案】
A級:1,B級:1,C級:2,D級4の8ユニットの64チーム

 各階級同一学校・同一会社は2チームまでで5チームを上限とする。A〜D級に5チームある場合 はE級にはチームを出せないこととする。ただし、C級・D級は同一ユニットに同一学校等のチーム は入れないで別ユニットにわけることとする。
 また、複数チームをもつ学校などが、E級から上へ上げるために、上位級の選手をE級に出すの を避けるために、しばりをかけることも必要になるだろう。そこで、夏にE級に登録した選手は、 春にD級昇級した場合、D級に出場しなければならないとする。

提案についての補足説明

 なぜ、E級のみを春ではなく夏にしているのかについて説明する必要があるだろう。
 職域・学生大会で通称「職域大会」とはいうが、実態は職域のチーム数に比べて、学校のチーム が圧倒的に多いことは、みなさんも認識されていることと思う。
 そうすると、やはり学校チームの事情を考える必要があるだろう。最近は、東大で秋入学制を 検討しているということもあるが、やはり学校は、年度単位で動いている。4月から3月の単位で 学年を考えるのが普通である。
 夏のE級の結果としての、春のA〜D級が決定されるのであれば、それは、同一年度内のことなの で、チームメンバーは学校への在籍という点では、夏・春同一である。しかし、春にE級をもって くると夏は、春に出た生徒・学生が卒業しているケースも多く、卒業生分の人数が新入生でまかな えない場合、著しくチーム数が減ることも予測されるのである。したがって、現行の年2回を 年1セットとする考え方で、夏・春とわける場合は、夏にE級、春にA〜D級とするのが適切なの である。
 また、夏には、高校選手権や大学選手権といった、学校単位の団体戦のBIG−TITLEの試合が あるので、職域が夏はE級のみになったとしても、目標とすべき夏の団体戦は存在するという のがある。さらに、A〜D級が夏になくなることで、また、E級が春になくなることで、職域と 近接して実施されている学生選手権の参加人数の増加傾向にも若干歯止めがかかる可能性も 推測できる。

 もうひとつのメリットは、夏にはA〜D級メンバーの一部に、春にはE級のメンバーの一部に運営のお手伝いをお願いできるかもしれないということである。出場しないが応援にくるというのであれば、ぜひ不足している運営のマンパワーとして協力をお願いしたいということである。
 運営のマンパワーについては、ボランティアベースが無理ということになれば、次には、イベント会社への運営委託も考えられるだろう。この場合、参加費用がはねあがる。参加費用がはねあがれば、出場チーム数が減ることにつながることになるだろう。これは、職域学生大会やかるた界の発展のためにははたしてどうなのかという議論になるだろう。難しいところである。
 現状では、ボランティア協力による運営のマンパワーの確保を考えるのが現実的だとは思うが、これについては、また、場をあらためた議論といたしたい。

 以上、私案であるが、運営を考える皆さんのお目にとまれば幸いである。


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