SFCは2つの場所なので、合計すると24試合で12勝12敗で勝率は.500となる。前年比マイナス22試合である。
平日練習や日曜練習がうまく成立しなかったり、初心者への指導のみで終わったケースもあったから減ってしまったのであろう。
対戦相手も上の学年に進むと忙しくなって、時間の都合をあわせるのが難しくなるものだ。
ここ数年、日吉と並んで、時としては日吉を越えて私の主戦場となっていたSFCであるが、年間20試合以上を取るのは、
勤務地が三田となると無理になるに違いない。
2016年は日吉での対戦数が2015年を5試合上回った。新入会員とひととおり対戦することを目標に4月からせっせと
日吉の土曜練習に顔を出した成果である。これは対戦者数に表れている。初対戦者数は739名となったが、2016年は初顔合わせが27名。
1年間で25名を超えたのは1987年以来実に29年ぶりである。
こうみると2016年は、日吉29試合、SFC24試合、三田20試合と3キャンパスがいずれも20試合超で差は9試合以内に
おさまっており、バランスのとれた結果になったように思う。
年間80試合のうちの73試合がこの3キャンパスでの対戦であった。ちなみに年間試合数は前年比マイナス13試合であり、
目標の年間100試合には今年も及ばなかった。試合日数は前年比マイナス11日の36日。月3日平均は物足りない数字である。
次に学年別の対戦結果を見てみよう。2015年と2016年の比較をしやすいように並べて記載した。
1年生は大体が、4月からの新入生中心なので頷ける数字である。秋学期になって4月から開始してB級にあがっている1年生も
複数名いるので、その成長を見て取れる。昇級の機会には残念ながら恵まれないもののD級でも強くなった選手が多々いるのも未来を
期待させる。4月に始めた新人同士、切磋琢磨して強くなってほしい。
2年生・3年生も大体順当な数字が出ている。対4年生の勝率が高いのは、対戦相手に偏りがあるせいである。高校生と中学生は
SFC中高生との対戦が少なかったことが数字に表れている。ちなみに対高校生の2勝は夏の職域学生大会での戦績である。
卒業生との試合数は、2016年のほうが伸びている。三田婦人室の練習に卒業生が協力してくれている証左である。
対戦数10試合以上は、96人のままで、今年新たに追加される選手はいなかったが、対戦数5試合以上は若干増えて、186人となった。10試合以上100人、5試合以上200人は通過点としての当面の目標である。
2016年の主な戦績はといえば、まずは職域学生大会D級でチームの主将として2戦2勝。チームは勝点を落としたが、役割は果たせたものと思う。1月の第12期慶應職員名人戦では、風邪のため初の欠場を経験。12月の第13期慶應職員名人戦では、2戦2勝で職員名人位を奪還。優勝回数を10回の大台に乗せる。同じく12月開催の第2回慶應オープントーナメントでは、前年に引き続き初戦敗退。敗戦後の交流戦を含め、前年2、今年も2の敢闘賞配給王(A級の私の場合、B級以下の選手に敗れると相手に敢闘賞が与えられる)となってしまった。私が現役のときは、現役だけで慶應杯というトーナメント戦を行っており、大学2年時と4年時に3位入賞しているが、参加人数もそのときの倍以上となり、OB/OGも参加できるスタイルとなって、おおいに盛り上がった。まずは、第3回大会を開催することが課題だが、継続していける大会に育つとよいと願っている。
さて、私にとって2016年を振り返るとき、もっとも大きな出来事は、4月末の父の逝去である。直接的に競技かるたの戦績に関わることではないが、いろいろな意味で影響があったことは確かである。
2016年に起こった様々なできごとをあとにして、2017年もただただ斯道に邁進するのみである。