TOPIC   "番外編"

2018年の振り返り

〜変わりゆく職員かるた会〜

Hitoshi Takano JAN/2019


 2018年も、1年間を通しての私の仕事の拠点は三田キャンパスであったが、11月1日付で人事部から総務部に異動になった。 塾監局という建物の3階から1階への移動である。それにもまして、仕事内容が大きく変化する。学ばなければならないことが目白押しである。 そんな仕事上の変化はあったが、仕事終わりの三田水曜練習や土曜日の練習も順調に開催されたと言ってよいだろう。 私が参加できない日もあったが、水曜日は24回(前年比マイナス7)実施、土曜日の三田練習は19回(前年比プラス2)実施された。 さらに日曜日2回(前年比プラス1)、金曜日1回(前年比プラス1)の開催もあった。
 ちなみに、対戦総数は183試合で、参加人数は46人となった。参加人数は10名以上増加した。
 個人単位でみると、三田婦人室での練習は、前年比マイナス3試合の61試合で、三田婦人室の総試合数は173試合となった。
 では、2018年の学内の各キャンパスでの練習状況を振り返ってみよう。

 
 
2017年
 
 
 
2018年
 
 
場所
 
試合数
勝敗
勝率
 
試合数
勝敗
勝率
日吉和室・部室
 
15試合
11勝4敗
.733
 
12試合
6勝6敗
.500
三田婦人室
 
64試合
41勝23敗
.641
 
61試合
42勝19敗
.689
SFC体育館
 
5試合
4勝1敗
.800
 
6試合
6勝0敗
1.000


 2018年の総練習数は、85試合(57勝28敗.671)で前年比プラス1試合だった。 また、練習日数は50日となり、前年度比プラス・マイナスゼロであった。
 日吉は12試合で前年比マイナス3試合である。 新入生の練習として15枚対15枚の変則練習の3試合を加算すれば、昨年並みなのだが新入生への指導方針が今年は昨年度と変わったこともあり、こういう数字となった。 SFCは、高等部が近江神宮の全国大会に初出場を決めたので、それに伴う練習会の開催が2回あったことに伴う練習数である。 前年比1試合増となった。2018年も前年度同様、三田偏重となったと言えよう。
 対戦者数は772名となり、1年間で14名増えた。予想よりも少なかったように感じる。 外部練習は、久々に職域連盟の練習会への参加で2試合増加した。 どちらも東大かるた会の卒業生からのご指名による対戦であった。 私のホームページを読んでのリクエストだった。 ありがたいことだと思っている。
 練習場所が三田偏重であった影響は対戦者層の変化にも如実に現れている。
 学年別の対戦結果を見てみよう。過去4年を比較をしやすいように並べて記載した。

2015年
対戦数
勝利
敗戦
勝率
 
2016年
対戦数
勝利
敗戦
勝率
 
2017年
対戦数
勝利
敗戦
勝率
 
2018年
対戦数
勝利
敗戦
勝率
対1年生
33
18
11
.545
 
対1年生
29
24
5
.828
 
対1年生
14
11
3
.786
 
対1年生
9
6
3
.667
対2年生
17
11
6
.647
 
対2年生
12
6
6
.500
 
対2年生
2
0
2
.000
 
対2年生
3
2
1
.667
対3年生
14
12
2
.857
 
対3年生
4
0
4
.000
 
対3年生
0
0
0
-
 
対3年生
8
2
6
.250
対4-6年生
4
3
1
.750
 
対4-6年生
11
10
1
.909
 
対4-6年生
9
7
2
.778
 
対4-6年生
1
1
0
1.000
対高校生
7
6
1
.857
 
対高校生
5
2
3
.400
 
対高校生
2
1
1
.500
 
対高校生
3
3
0
1.000
対中学生
4
4
0
1.000
 
対中学生
1
1
0
1.000
 
対中学生
2
2
0
1.000
 
対中学生
3
3
0
1.000
対卒業生
10
6
4
.600
 
対卒業生
15
7
8
.467
 
対卒業生
55
35
20
.636
 
対卒業生
57
39
18
.684

 一目瞭然かと思う。卒業生の比重が高いのは昨年とかわらない。
 三田婦人室の参加者数は、46人で、今年加入の職員H君の声掛けで参加者数が増えた。
 さて、話題を変えよう。昨年も書いている記録面の報告である。対戦数10試合以上は、一人ふえて99人となった。100人のメモリアルまであと一人である。 一方、対戦数5試合以上は二人増えて188人のままである。 10試合以上100人、5試合以上200人は通過点としての当面の目標であるが、10試合のほうはリーチがかかっているが、5試合のほうはまだまだ遠い道のりである。

 2018年の主な戦績として、昨年出場できなかった職域学生大会D級への出場である。初出場の3人とともに5人で出場できたことは大きい。私は2戦2勝でそれなりの成績ではあるが、目標の職域百戦まではあと3試合となっている。 予選を乗り越えないと1回の出場で4試合をかせげないのである。職域学生大会のメンバーのうち2名は、4月の新任者である。新任者でない初出場メンバーはデビュー戦が職域学生大会という団体戦であった。 今後は個人戦にも出場してほしいと願っている。
 そして恒例の第15期慶應職員名人戦は、9月に開催された。初の5人出場のトーナメントとなった。 新任職員のH君が初出場で初優勝を遂げた。私は優勝者に準決勝で破れ、3位にとどまった。
。  また、昨年腰痛で出場できなかった12月開催の慶應オープントーナメントは、今年は会場が取れずに開催されないとのことであった。2年連続の初戦敗退から脱したいと願っていただけに残念である。
 サブタイトルでは「変わりゆく職員かるた会」としたが、上記のようなニューパワーの台頭と新戦力の参加で、「職員かるた会」にとっても大きな転換点の年だったといえるだろう。 さらに、2018年の職員かるた会のメイン練習場である、婦人室には大きな変化があった。2月には和式から洋式トイレへの改修工事があり、夏には畳替えと障子の張替えがあった。 12月になると練習予定を書き込む古い黒板の撤去と黒板に替わるホワイトボードの設置である。黒板が火災報知機をふさいでいたことに今まで気づかぬまま練習してきたということにも正直驚いたが、、、
 それ以外にも、読み札用の箱を作ったのも2018年のことであるし、札の落下防止用に段ボールの空き箱の使用をやめてもう少しスマートな段ボールパネルを作成したことも変化といえば変化である。
 これも「変わりゆく」の一面である。

黒板撤去後
札落下防止パネル
読札ボックス

 昨年は、過去の出来事を振り返る年でもあった。婦人室に私の学生時代のアルバムを5冊置いて、来訪者に見てもらった。人によっては、自分が生まれる前の写真だということで、大いに受けた。 昔の「慶應かるた会」と「かるた界」の雰囲気を知ってもらうのに役立ったと思う。
 また、チームメートのE三段に、種村VS望月の名人戦のVTRを貸し出したことである。E三段が競技かるたを始める前の試合である。VHSのビデオテープであったため、彼はデジタル画像に落として見たとのことである。 年末の話であったので、試合画像を見て何を感じ取ったかを今度聞いてみたい。
 E三段との話では、慶應義塾職員名人戦の第1回から第3回までの記録が婦人室に届いたので、検証を重ねながら、WEB-SITEに掲載した。私と彼の対戦の特徴が読み取れる記録である。
 興味のある方は、以下をクリックしてご覧ください。
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 さて、私にとって2018年を振り返るとき、大きな出来事は10月に母が一人暮らしをやめて、介護付有料老人ホームに転居したことである。前年に引き続きの母の引越しとなった。 母の一人暮らしはいろいろあって、気が気でなかった部分も多かった。訪問販売が繰り返しくるようになったり、心配ごとが多かった。 その結果、高齢の母のためには、生活面での安全と安心の点でホームへの転居が実現できてよかったと思う。経済的な負担等を考えて適切な施設を探す苦労はあったが、一安心である。 このことは、直接的に競技かるたに関わることではないが、いろいろな意味での影響は感じていた。とりあえず、母もそれなりに満足し、落ち着いているのが何よりである。

 2019年の干支は己亥である。個人的には還暦であり、2019年度は競技生活40周年となる。この節目の年に公私ともにがんばっていきたい。 そして、新しい職員メンバーとともに、競技かるたにもはげんでいきたいと思う。


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