まだ・後輩への手紙(V)

Hitoshi Takano   SEP/2017

ドクターストップの顛末



前 略  乙君、8月26日の練習の欠席理由がドクターストップだと聞いて驚きました。もし、27日の職域学生大会にうちのチームが出場できたとしても、乙君は欠場ということになっていたということになりますね。そうすると我々のチームは5人の団体戦を3人で戦うということになってしまっていました。結局、今年のエントリーチームが多く、我々は昨年の成績が悪かったため、今回、足切りにあって出場できなかったことは、3人で出場するよりはよかったのかもしれません。
 以前にも丙君のドクターストップ騒動があったのを覚えていますか。あの時も職域学生大会があり、エントリーをしてもらって、棄権と不戦勝の狭間での不戦1勝を丙君に勝ち取ってもらったというエピソードがありました。
  それにしても、医者から「アルコール禁止、運動禁止」と言われたと聞き、正直驚きました。そんなふうに言われたのでは、日常生活に影響のある病気ではないかと心配しましたし、それでは、あの過酷な夏の職域学生大会で、競技かるたを取ってもらうのは無理だと思いました。9月2日に丙君が乙君に会うというので、様子を聞いてもらうようにお願いしておりました。
 その結果、丙君から、乙君はお酒も飲んでいたし、問題なく大丈夫そうだったと聞き、ホッとしました。練習にもきてほしいし、職域学生大会の貴重な戦力として活躍していただきたいと願っております。

 今年の夏の職域学生大会の様子を報告しておきます。慶應義塾大学チームはプレミアムトーナメントに出場し、1回戦は敗れたものの2回戦から3連勝し、3位入賞を果たしました。現役諸君には、春のA級とB級でそれぞれ結果を残してほしいと期待しております。
 慶應義塾湘南藤沢チーム(SFC中高)は、1回戦はシードで不戦、2回戦は東京理科大チームに4勝1敗で勝利し、ブロック準決勝は群馬県職員チームに3勝2敗で勝ち、ブロック決勝に進みました。
 ここで勝利すれば、春の大会にはC級に昇級しての出場が可能になります。対戦相手は、暁星学園Bチームです。
 しかし、善戦むなしく、0勝5敗で敗退しました。昨年に引き続きの決勝での敗退です。暁星の層の厚さを感じたことと思います。彼ら、彼女らには、この敗戦を糧に来年の活躍を期待したいと思います。主力の高3生は抜けますが、その下の世代の成長を願っています。きっと、頑張ってくれることでしょう。

 報告といえば、職員仲間も増えつつあります。ぜひ、練習に来て、対戦相手をつとめてください。お待ちしております。そして、なにより健康に留意し、お身体を大切になさってください。9月2日の練習には、体調をくずして参加できなかったOGがいました。免疫力が低下していたようです。仕事が忙しいと本人が意識していなくとも身体に不調がでてくることが、ままあります。ストレス解消も大事なことです。ぜひ、競技かるたでストレスを解消してください。なんといっても、競技かるたは、札を取っても取られてもドーパミンがでるそうなので、ストレス解消にはもってこいの競技なのですから、、、
草 々

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