TOPIC "番外編"
管理人のひとりごと(1) -グローバル化する閲覧者-
Hitoshi Takano Aug/2015
「管理人」とは、このホームページ(以下,HP)というか"Web-Site"の管理人である私のことである。この「管理人のひとりごと」というタイトルを思いついた瞬間に「これは、シリーズ化できるタイトルだ!」と閃いた。というわけで、シリーズ化を前提に「(1)」をつけさせていただいた。「管理人」と言っている以上、おもにWeb-Siteに関するネタについて掲載することを原則として書いていきたい。
というわけで、第1回のサブタイトルは「グローバル化する閲覧者」とした。現在、「手紙シリーズ」で「インドへの手紙」というシリーズを書いているが、この第1回をみていただきたい。
まさに、インド在住のかるた好きの少年から、私のHPを見たということでE-Mailが送られて来たのである。
平仮名、片仮名は読めるが、漢字仮名交じりの日本語の文章は難しいようで、日本語で書いていることを英訳してくれということだった。その後の顛末は、上記の「インドへの手紙シリーズ」にゆずるが、今回のテーマのきっかけとなったのは、この出来事であったわけだ。
さて、「グローバル化する閲覧者」とのサブタイトルではあるが、実際、海外からどのくらい私のHPを見ているかはわからない。しかし、HPの一部分の英語化は、気まぐれにおこなっていた。
きっかけは、一番最初に作成したSFCのWEBサーバー上のHPが、文字化けしてしまうということからだった。エンコードの変更で自動選択にすれば読める場合もあったが、だめなケースもあった。また、特定のエンコード指定で読めるときもあったが、うまくいかないときもあった。そこで、引越しをしたときに、留守番として残しておくSiteを英語とローマ字にしてしまったのが、最初ということになるだろう。こうすれば文字化けの心配はない。
→参照
これとは、別にAOLが会員のWEBサービスをしているときに、個人としての英語HPをつくって、上記のページの"English"をクリックするとリンク先としてとべるようにもしていた。
→参照
ご覧いただければわかると思うが、AOLは会員個人のHPのWEBサービスをやめてしまったので、現在の「かるた会」のHP用の"geocities"のほうに、これまた、引っ越ししてしまっている。このAOLで最初に立ち上げたHPに、英語で百人一首の説明と競技方法を記載し、名人・クイーンの一覧、高校選手権優勝チーム、職域学生大会の優勝チームをローマ字(英語はタイトルくらいなので、英語でというのはおこがましいのであえてローマ字といわせていただくが)で掲載したのだった。
AOLに掲載した英語HPは、要するに英語でHP作ったものの、載せるネタがなく、百人一首の説明と競技方法は一回英文で載せてしまえばそれでよいし、優勝チームやタイトルの更新は、年1回程度で手間がかからないという観点でのものだったのだ。
そもそも、最初に個人のHPを始めたのは、慶應義塾の湘南藤沢キャンパス(SFC)の勤務で、学生にHTMLのバージョン1.0を教わったことに始まる。そこで、個人HPを立ち上げて、自分の競技記録や小説などをコンテンツとしてのせていた。しかし、世の中がHPを会員の情報共有ツールとして使い出す流れがでてきたので、「慶應かるた会」のページと銘打って、会の紹介や練習予定などを載せるように"geocities"を利用することにした。個人のHPから、「会」のHPへリンクもはった。
こうしたHPは、会員相互の連絡から発展し、普及の意味合いも持ち始めた。HPを見て、質問を送ってきたり、実際に見学にくる人が出てきたのである。
そうこうするうちに、現役の学生も、自分たちでHPを立ち上げた。
→参照
奇しくも、このHPも"geocities"であった。
現役学生のHPとは差別化しないと見てもらえないので、様々なコンテンツを載せるようになったが、もちろん、日本語中心であった。このころは、HPをみて、会の存在を知って入会してくれる慶應の学生がいてくれれば嬉しいのだけれど、というような気持ちも強くもっていた。
転勤により一度は去ったSFCに戻ってきたのが、2009年である。20周年のイベントを経て、SFCでの練習を復活させ、その後、新入生で経験者が入学したのをきっかけに「SFCかるた会」を復活させ、HPも立ち上げた。このころSFCでは、英語だけで学士が取得できるコース(GIGA)が立ち上がっていた。そこで、留学生が興味を持ってくれればありがたいと、まずは、SFCかるた会のHPの英文化に取り組んだ。
基本は練習予定の情報であったが、練習している動画に解説をつけることでより興味がわくのではないかとの思いで、英文解説つきの動画も作成することにした。
→参照:英文HP, 動画
SFCかるた会のHPを英文化をしたら、今度は御本山のほうの「慶應かるた会」のHPもTOP-PAGEくらいは、日英併記にしようと考えた。これが、現在のメインのページであり、日英併記(今では原則として、英語のリンク先は英語のページに行き、日本語のリンク先は日本語のページに行く)となっている。→Top Page
このころ、スマホでは、エンコードの自動選択がうまくいかないので、エンコードがEUC-JPでは文字化けするという声が聞こえるようになってきていた。英文なら文字化けしないのだがと思いつつ、まずは、大事な練習スケジュールに関してエンコード"UTF-8"やエンコード"Shift-JIS"のSiteも準備し、リンクをはって、利用者ニーズにこたえるようにした。
→参照
そこに英文も加えておかねばと思い、一応加わっている。また、ざっくりとしたエンコードと言語のlink先選択のHPも作成した。
→参照
次に実際にかるたに興味を持って競技する外国人対象に提供できる目玉コンテンツが必要ではないかと取り組んだのが、かるたの要諦十箇条の英訳と段位の免許状の本文の英訳である。
→要諦十箇条英文, 段位免許状英訳
この英語のページに反応したのが、上記のインドの少年である。十箇条の解説を英語でしてくれというのである。日本語では解説をしていたが、その英文化はしていなかったからだ。「---すべし」調の標語的条文では、充分に意が伝わらないのは、日本語でさえそうなのだから、まして、私の下手な英語ではなおさらであり、彼とのメールのいやりとりの英文をベースに解説的に各条ごとにリンクをはった。(Article-#)の部分をクリックすると解説が読めるようになっている。しかし、段位免状の解説は、日本語のままである。だいたい、まず、原文の意味を訳して解説しないと意味がわからない日本人も数多くいるのだ。したがって、英語バージョンも日本語原文を意訳した日本語(解説で各段位の最後に記した)から英訳した。したがって、すでに英訳自体が解説の役割をはたしているようにも思える。この免許状の日本語原文に対応させようとしたら、ラテン語にでも訳さないとバランスがとれないようなしろものではないだろうか。いくらなんでも、それは無理である。
このような作業をしていると、本文の英訳はともかく、入り口のINDEX的ページだけでも英語化をはかろうという気持ちになってくる。
英語ページのTOPを見てきたいただきたい。→参照
ここの見出しで、私が管理していない他組織等のHPへの直接リンク(一般社団法人全日本かるた協会,慶應義塾湘南藤沢中高かるた部,慶應かるた会現役HP)以外は、入口(INDEX)ページはすべて英語化した。以下を参照いただきたい。
練習風景日記 トピック 私的かるた論
慶應かるた会紹介 教職員かるた会 Tシャツコレクション
手紙シリーズ 「ありあけ」と「札」の購入先案内 スケジュール表
このほか、選抜大会優勝者と全日本選手権の優勝者もローマ字化したので、見出しページをつくって、名人・クイーンや優勝チームなどとの一覧性を高めた。
→参照
小説などを紹介した作品集の見出しページも作ったが、小説の中身を英文化する予定はなく日本語のリンク先にいく。→参照
会員用の掲示板への入口も英語化したが、これも掲示板への投稿が日本語だとあまり意味がない。→参照
ローマ字化ですむ話としては、慶應かるた会の歴代の学生責任者一覧も力作業で作成した。→参照
日本語HPの更新情報とは異ならざるをえないものの英文HP用の”What's New”も作成した。更新をマメにしなければならないのは大変かもしれない。→参照
この程度でグローバル化する閲覧者へ対応できるかといえば、まったく心もとないが、まずは、総本山の全日本かるた協会のHPこそ英文ページを立ち上げるべきだと考えている。そうすれば、我々はそこにリンクをはれるし、何より一般社団法人という公の団体の信頼性を保証できるのが大きい。いくら草の根的に一傘下団体である慶應かるた会が英文化しても、そこには、なんのお墨付きもないのだから。
英語化したファイルの一覧
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